東山紀之、実写映画『曇天に笑う』出演 岩倉具視役「とても光栄」 - Crune Blogs

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2017年9月29日金曜日

東山紀之、実写映画『曇天に笑う』出演 岩倉具視役「とても光栄」

 俳優の東山紀之(50)が、福士蒼汰の主演映画『曇天に笑う』(2018年3月21日公開)に出演していることが22日、わかった。演じるのは、歴史上の人物でもある岩倉具視。「歴史的にみても、非常に影響力の大きく、偉大な方です。初めて演じさせていただけたことは、とても光栄なことだと思います」と話している。

 原作は、2011年に連載開始された唐々煙氏の同名漫画。魅力的なキャラクターたちに10代、20代の女子を中心に熱狂的なファンがつき、2014年にテレビアニメ化、2015年からは舞台化されてきた。映画では『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督がメガホンをとる。

 舞台は明治初頭。物語の中心となるのは、曇天三兄弟と呼ばれる長男・天火(福士)、次男・空丸、三男・宙太郎。悪党どもから国の平和を守ることを生業としている。

 300年に1度、曇り空が続く日に復活し、人々に災いをもたらすオロチ(大蛇)の伝説をめぐり、3兄弟に加えて、国を守る番犬である右大臣直属部隊・犲(やまいぬ)のリーダー・安倍蒼世や隊員たち、元忍で3兄弟と一緒に暮らす居候・金城白子、忍びの生き残り集団、風魔一族の長・風魔小太郎ら、強く美しく戦う男たちが多数登場し、それぞれの運命に挑んでいく。

 福士、中山優馬若山耀人が曇天三兄弟を演じるほか、古川雄輝桐山漣大東駿介小関裕太市川知宏加治将樹らが出演する。

 東山が演じるのは、300年に1度復活し、人々に災いをもたらすとされているオロチの伝説について調査をしている政治家・岩倉。明治政府では右大臣という要職につきながら、オロチ討伐を目的とした部隊、「犲(やまいぬ)」を極秘に創立し、オロチ復活を阻止するべく情報を収集する。

 リーダーシップにあふれた岩倉を演じるにあたり「歴史像に合わせるというよりも、本作での役柄に引き寄せたイメージで臨みました」と役作りについて語り、「本広監督の世界観を受けて、岩倉具視役に対する熱き思いや、福士蒼汰くん、中山優馬の情熱を見ていただければと思います」と呼びかけた。

 東山について、本広監督は「役の上でも俳優としてのキャリアの上でも、まさに重鎮として映画全体の雰囲気を締めてもらいました」とコメント。役柄同様、「東山さんもまた若手俳優たちの演技をあたたかく、また時に厳しく見守って下さった。彼の眼差しに支えられてはじめて、若手の皆さんものびのびと『曇天』の世界で暴れ回ることができたのだと思います。まちがいなく、日本映画史上もっとも格好良い岩倉具視でしょう」と絶賛した。

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