「まんぷく」安藤サクラ、朝ドラ初ママさんヒロイン - Crune Blogs

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2018年1月31日水曜日

「まんぷく」安藤サクラ、朝ドラ初ママさんヒロイン

次々期朝ドラ「まんぷく」で初のママさんヒロインに決まった安藤サクラは、感極まりながらあいさつ(撮影・村上久美子)

次々期NHK連続テレビ小説「まんぷく」(10月1日スタート)は“朝ドラ史上初のママさんヒロイン”と発表され、安藤サクラ(31)が31日午前、同大阪放送局で会見した。昨年6月に長女を出産した安藤は「娘のこともあって、超覚悟、決めてきたのに、やばい…」。右目から一筋の涙を流しながらも笑顔も浮かべてあいさつ。ヒロイン会見に臨んだ。

今作は、インスタントラーメンを世に送り出した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルにした「敗者復活の物語」。安藤はヒロイン今井福子を演じる。

「本当は出産して子供を産んだら、お仕事をもうほとんどしないつもりで…。ちょうど、今やってる朝ドラ(の放送)が始まっていて。ヒロインにあこがれて、オーディションも何度も落ちたけど、おばさんになっちゃったし、もう縁がなかったなって。そう思っていたらお話をいただいた」

俳優柄本佑(31)と結婚し、昨年6月の出産後は育児に専念する覚悟だった。同10月初旬、ヒロインのオファーが届き「まさか」と思いつつも、娘を思い「できるはずがない。できない。そう思って悔しかった」と振り返った。

オファーを夫に伝えると、翌朝「できるかもよ? やってみたら?」と背中をポン。さらに、父の俳優奥田瑛二(67)母のエッセイスト安藤和津(69)、義父の俳優柄本明(69)義母の女優角替和枝(63)ら芸能一家の家族はそろって「やらないなんて、バカじゃないの?」と驚きつつ、応援を約束。角替からは「この仕事をやらないなら、仕事はもう一生やめなさい」とも言われたという。

心を決め、家族に伝えると父の奥田に「挑戦じゃなくて、冒険に出ればいい」と背を押され、11月にNHKへ受諾を伝えた。

「最初は100%ないって思ってたんですけど、両親も、両親の夫の家族も仕事に理解があるので」

前向きに検討し1カ月ほどかけてOKの返事。それでも「ここ(この日の会見)まで4カ月、悩みに悩みました。一番は娘がいるのに、働いてって…どうかと…」と言い、吹っ切れたのはごく最近。自身の母も働きながら育ててくれ「実際、私が母に感謝している」ことも決断の要員だった。

そんな「超覚悟」で臨んだ会見。それゆえの涙。「やばい!」と言いつつ天を仰ぎ「ちょっと1滴流れましたけど、これ以降は笑顔でいきます」と笑った。

NHK側からも「今まで子供さんのいるヒロインはいない。娘さんにとってもスペシャルな時間にしましょう、娘さんを一緒に育てましょう」と迎えられ、安藤は「朝ドラだから(仕事を)受けられた」とポロリ。今年5月から来年春まで続く長丁場の収録だが、周囲のサポートを得て、あこがれの大役へ全力を注ぐ。

これまで、朝ドラのオーディションは「書類だけで落ちたのも…何回受けたか…」と苦笑。演じるヒロイン福子は楽天家で食べることが大好きなおおらかな女性で、役柄へは「不安はないですっ! 厄年なんですけど“大厄”ならぬ“大役”ですね」と笑わせた。

人とのふれあいが大好きな安藤は「地域の方と生活したり、その地域でのみそ汁の味でも感動する」タイプだそうで「大阪のおばちゃんとも仲良くなりたい」。収録の合間には、大阪での生活も楽しみたいと話していた。

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