衰えぬ探究心、最新型にも精通 羽生、永世七冠達成 - Crune Blogs

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2017年12月5日火曜日

衰えぬ探究心、最新型にも精通 羽生、永世七冠達成

 5日、羽生善治新竜王(47、棋聖)が前人未到の永世七冠を達成した。並外れた探究心で最先端の戦術を取り入れ続け、30年近く第一人者として君臨。貪欲な知への欲求で、進化の著しい人工知能(AI)にも精通する。若手を相手に最新型の戦いもいとわない姿勢が強さの秘訣ともいえる。

竜王戦第5局に勝ち、対局を振り返る羽生善治新竜王(5日午後、鹿児島県指宿市)

竜王戦第5局に勝ち、対局を振り返る羽生善治新竜王(5日午後、鹿児島県指宿市)

 永世竜王がかかった今回の七番勝負はほとんどが最新型の戦いとなった。決着局となった第5局は中盤の仕掛けが奏功。短手数で渡辺明前竜王(33、棋王)をねじ伏せ、15年ぶりに竜王のタイトルを奪回した。

 羽生新竜王の強さを支えるのは「飽くなき好奇心、探究心」と永世名人でもある谷川浩司九段(55)は指摘する。「47歳になっても若手と最新型でぶつかっている」(谷川九段)のが証拠だ。

 例えば、将棋ソフトの進化により再評価されてプロの間で復活した雁木(がんぎ)戦法をタイトル戦でいきなり使うなど実戦をうまく活用。羽生新竜王も「変化する将棋を何とか取り入れることを繰り返してきたのが実感」と振り返る。

 羽生新竜王は1985年、中学3年で四段となってプロ入りし、89年、19歳で初タイトルの竜王を獲得した。95年に獲得した永世棋王を手始めに、2008年には6つ目の永世称号となる永世名人の資格を得ていた。

 ただ、永世七冠を目指した同年の竜王挑戦では渡辺前竜王を相手に、将棋界初の3連勝後の4連敗を喫して敗退。10年にも再挑戦したが失敗し、永世七冠への挑戦は7年ぶりだった。

 将棋界でこれまで永世称号を獲得した棋士は羽生新竜王を含め、わずか10人。棋戦ごとに条件は異なるが、5連覇や通算10期など繰り返し挑戦者をはねのけてタイトル数を積み重ねないと得られず、ハードルは高い。

 いずれも永世五冠の故大山康晴十五世名人や中原誠名誉王座(70、十六世名人)を始め、永世称号保持者はいずれも時代を代表する棋士ばかりだが、「永世七冠はすごすぎて、想像を絶する」と中村太地王座(29)はたたえた。

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