安室奈美恵さん号泣「とてもうれしい」 沖縄県民栄誉賞受賞し言葉詰まらせる - Crune Blogs

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2018年5月23日水曜日

安室奈美恵さん号泣「とてもうれしい」 沖縄県民栄誉賞受賞し言葉詰まらせる

 9月での引退を発表した歌手の安室奈美恵さん(40)が23日、沖縄県の県民栄誉賞を受賞した。翁長雄志知事(67)から表彰された安室さんは涙を見せ、「本当に名誉ある賞をいただき、とてもうれしく思っています」と言葉を詰まらせながら語った。表彰式の詳報は以下の通り。

 (「失礼いたします」と言いながら知事応接室に入った安室さんは白いブラウスと白いスカート姿。翁長氏が部屋に入ると、深々と頭を下げた)

 翁長氏「あ、どうもようこそおいでいただきました。受賞おめでとうございます」

 安室さん「ありがとうございます」

 翁長氏「本当にお忙しい中ね、このように出席をいただいて、心から感激しておりますので、きょうはよろしくお願いいたします」

 (県民栄誉賞表彰式が始まり、翁長氏があいさつを行った)

 翁長氏「よろしくお願いします。はいさい、ぐすーよー、ちゅーうがなびら。本日は安室奈美恵さんに対し、県民栄誉賞を贈ることができることを本当にうれしく思っております。安室奈美恵さんは、15歳でメジャーデビューして以来、数々のミリオンセールスを記録しており、平成の歌姫として、日本のみならず世界の多くの人々を魅了し続けております。平成8年には、全国の若者が安室さんのファッションをまねるアムラー現象が起こり、若者のファッションリーダーとしても、一時代を築かれました」

 (それまでうつむき加減で翁長氏のあいさつを聞いていた安室さんだったが、「アムラー現象」と聞いて、少し笑顔を見せる)

 翁長氏「現在、多数輩出されている沖縄出身の歌手やタレントの草分け的存在となっておられます」

 (安室さんは笑顔を見せた直後、涙が止められなくなる。スタッフから差し出されたティッシュで涙を拭くが、涙は止まらず。翁長氏があいさつをしている間、ティッシュで目元などを押さえる姿が続いた)

 翁長氏「当時は、街中で安室さんの曲が流れ、家に帰っても娘たちがテレビの中の安室さんと一緒に歌っていたのを覚えております。また、2000(平成12)年の九州・沖縄サミットでは、各国首脳の前でイメージソングを披露する大役を務めていただきました。日本を代表するアーティストとして安室さんが各国首脳の前で堂々と歌う姿は、沖縄県民として大変誇らしく、今でも鮮明に記憶しています。安室さんのデビューから25年にわたる活躍は、県民に大きな夢と感動を与えるものであり、今回、県民栄誉賞を授与させていただくこととなりました」

 「今年9月に引退されるとの知らせに接したときには、大変驚き、また寂しい思いもありましたが、一方で引き際の決断の鮮やかさは、本当に見事だと思います。これまで、音楽活動に全力を傾けてきた分、一度ゆっくり立ち止まり、今までやりたくてもできなかったことにチャレンジするなど、引き続き充実した人生へ歩みを進めていただきたいと思います」

 「安室さんの華々しい活躍は、ひとえに、ご本人のたゆまぬ努力があることは、多くの県民の知るところです。その努力とそれを支えたご家族と関係者の皆さまに心から敬意を表するとともに、安室奈美恵さんのご健勝とご活躍を心から祈念しまして、私のあいさつといたします。平成30年5月23日、沖縄県知事、翁長雄志。おめでとうございます。ありがとうございます」

 (続いて翁長氏が県民栄誉賞の賞状を読み上げた)

 翁長氏「県民栄誉賞 安室奈美恵殿 あなたはメジャーデビューから二十五年常に日本を代表する女性アーティストとして音楽界の第一線で活躍され数々の記録を打ち立てられました そして『平成の歌姫』の心に響く歌声は日本のみならず世界の多くの人々を魅了し続けています この輝かしい活躍は県民に大きな夢と感動を与えました よってここに永くその栄誉をたたえ県民栄誉賞を贈り表彰します 平成三十年五月二十三日 沖縄県知事 翁長雄志。どうも、おめでとうございます」

 安室さん「ありがとうございます」

 (読み上げ後、翁長氏は県民栄誉賞と記念品を授与した。記念品は沖縄県のかんざし「ジーファー」と、琉球王国時代に婚礼指輪として使われた房指輪。続いて安室さんがあいさつした)

 安室さん「きょうはどうもありがとうございました。本当に皆さまお集まりいただきまして本当にありがとうございます。今回は本当に名誉ある賞をいただき、とてもうれしく思っています」

 (涙が止まっていた安室さんだったが、再び言葉に詰まる)

 安室さん「ありがとうございます。すいません」

 (県民栄誉賞授与式が終了し、懇談、写真撮影などを行う)

 翁長氏「いや、大変なスケジュールをぬっていただいてね、このように出席をしていただいて大変感激で、こうして県民栄誉賞を授与させていただくという場合でも直接本人におあげできるかなあ、大変心配しておりましたけれども、その厳しい日程を乗り越えてですね、こうやっておいでいただきましたことは大変、私、感激しております。また県民も必ずですね、きょう安室奈美恵さんがおいでいただいて、このような形で喜んでいただいたことについてはうれしく思っていると思います。ありがとうございます」

 安室さん「すごく緊張してしまって…」

 翁長氏「いろいろアジアのほうに行かれたようなんですが、大変な人だかりだったと聞いていますけど、やっぱりすごかったですか」

 安室さん「そうですね。あの、みなさんすごく温かく迎えてくださって」

 翁長氏「県民の誇りですからね。ありがとうございます。僕は2000年サミットの舞台のすぐ下で(安室さんのステージを)拝見させていただいたんですが、もうあのころ、本当にまだ若いにもかかわらず、世界のね、大統領あるいは総理、たくさんおられましたけれども、もう本当に沖縄県のですね、思いをがーんと出していただいたので、私たちもそばである意味で涙流してですね、感激したのを覚えております」

 安室さん「私もすごく緊張して、でも何かこう、私自身が何か、こう何かお手伝いできることというとやっぱり歌を歌うことだったので、それであそこの場所で歌わせていただいたことは本当にうれしく思いました」

 翁長氏「沖縄にはときどきお忍びか何かでおいでになることはあるんですか」

 安室さん「はい、そうですね」

 翁長氏「表立って来れない方ですから大変だと思いますけれども、今回もその意味ではおいでいただけるかどうかは僕らも1カ月前ぐらいからやきもきしていましたけれども、笑顔で喜んでいただいたというのは本当に私ども、今日までやってきた人間はほっとして大変うれしく感激しています」

 (記念撮影後、翁長氏は退出。安室さんが記者団の質問に答えた)

 --沖縄のみなさんにメッセージを

 安室さん「本当に今回、名誉ある賞をいただいてとても、本当に本当に光栄に思っています。とてもびっくりしているし、デビューして25年間に私がしている活動の中で、1人でも多くの方が笑顔になったりとか、元気になってくださっているとするならば、25年間一生懸命頑張ってきてよかったなと思っています」

 --沖縄はいろんなことで注目されている。いろんなことが変わったり、変わらなかったりするが、生まれ育った沖縄に対してはどのような思いを持っているか

 安室さん「沖縄に対してはすごく優しい場所でもあるし、ただただ、こう、自分に厳しい場所でもあるので、いつでも帰ってくるたびに初心に戻してくれる場所でもあるので、すごく自分にとっては落ち着ける場所だなと思っています。そういう場所を1人でも多くの方たちに興味を持ってもらったりだとか、好きになってもらえたらいいなと思っています」

 --9月16日に引退することを表明しているが、今後の活動は

 安室さん「今後は、そうですね、引退までの間、その時間に関しては一生懸命、9月16日まで活動はしていけたらしていこうと思っています」

 (安室さん退室。記者団に対して「きょうは本当にありがとうございました。失礼いたします」と頭を下げる)

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続きを読みます http://www.sankei.com/politics/news/180523/plt1805230028-n1.html

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