羽生が封じ手 2筋の攻防が焦点 第5局1日目 - Crune Blogs

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2018年5月29日火曜日

羽生が封じ手 2筋の攻防が焦点 第5局1日目

 佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に羽生善治竜王(47)が挑戦し、名古屋市の万松寺で29日始まった第76期名人戦七番勝負第5局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、万松寺協力)は午後6時半、羽生が39手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各9時間のうち消費時間は羽生4時間32分、佐藤3時間37分。30日午前9時に対局を再開する。

 佐藤は3連覇、羽生はタイトル獲得数100期と名人通算10期の大台達成を目指す。第4局まで先手番が勝って2勝2敗で両者が並んでいる。

 第1局、第4局に続いて3回目の横歩取りの戦いとなった。佐藤が8八角成(28手目)と角を交換してから飛車を2筋に回り、お互いの飛車がにらみ合う形に。羽生は3七桂(37手目)と跳ねて備えたが、佐藤は強気に2六歩(38手目)と伸ばして羽生に圧力をかけた。2筋の攻防が焦点となる局面で、羽生が58分考えて封じ手時刻を迎えた。

 解説の田村康介七段は「封じ手直前まで似た形の前例がありました。佐藤名人がポイントを稼ぎにいきましたが、成功するかは分かりません。これからが本当の力比べで、あと10手くらいで形勢がはっきりしそうです」と話した。【丸山進】

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