55年ぶり 大阪AR万博だ!経済効果2兆円見込む リアル「ポケモンGO」も実現!? - Crune Blogs

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2018年11月25日日曜日

55年ぶり 大阪AR万博だ!経済効果2兆円見込む リアル「ポケモンGO」も実現!?

2025年の万博開催が決まり喜ぶ(前列右から)関西経済連合会の松本正義会長、松井一郎大阪府知事、経団連の榊原定征前会長、世耕経産相。中央奥は吉村洋文大阪市長(共同)
Photo By 共同

 2025年国際博覧会(万博)の開催国を決める博覧会国際事務局(BIE)総会がパリで開かれ、開催地が23日(日本時間24日)、大阪市に決定した。プレゼンでは、実際にはない物が目の前にあるように感じるAR(拡張現実)の最先端技術もPR。本番でも世界をアッと驚かせそうだ。前年の24年にはカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開業を目指しており、大阪が一気に盛り上がりそうだ。

 2025年の大阪万博は、人工知能などの先端技術を駆使した夢のある展示となる。中でも注目が集まりそうなのが、主催者が招致のためのプレゼンテーションでもPRしたAR技術。最先端テクノロジーとアートを融合したプロジェクトを数多くプロデュースする岡田智博さんは「ARを複合すれば、500年前でも1000年前でも、好きな時代にタイムスリップすることができる」と話す。

 今後、データの集積により歴史上の人物や当時の街並みを“リアル”に再現することが可能になるという。香りも含め料理を3Dプリンターで再現する技術も研究されており、触覚についても本物そっくりに。VR(仮想現実)ゴーグルや特殊グローブを装着しなくても“歴史の目撃者”になれるという。

 「仮想の世界で紫式部や織田信長と会話をすることもできる。戦国時代の合戦シーンでは火縄銃を撃った後の硝煙のにおいすらリアルに体験できるようになる」と解説。この技術を使えば複数の客が一体となって月世界旅行を疑似体験することも可能だ。VRで、来場せずに世界80億人が体験できる構想も進んでおり、7年先には今からワクワクできる仕掛けがいっぱいある。

 プレゼン映像に登場してガイド役を務めたゲーム「ポケットモンスター」の人気キャラクター・ピカチュウにも注目が集まる。今回の誘致では世界に大阪の魅力を発信した。16年に爆発的にヒットしたスマートフォンのゲームアプリ「ポケモンGO」はAR技術を使っており、本番では実際に触ったり、話しかけたりできるリアルなポケモンワールドが体験できるかもしれない。

 25年の万博は大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲(ゆめしま)内の155ヘクタールを会場に、5月3日〜11月3日の185日間開催。「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマで国内外から2800万人の来場を想定。2兆円の経済波及効果を見込む。

 大阪府の松井一郎知事は「常識を打ち破る万博を実現できると信じている」と力こぶ。サントリー、住友電工など280以上の企業団体が力を合わせ夢洲で“まだ見ぬ夢の世界”を盛り上げる。

 ≪ダンスロボット、リニア…70年の展示物次々と実現≫1970年の大阪万博で展示された“夢のアイテム”は次々に現実のものとなった。電気通信館のワイヤレステレホンはたまご形の椅子に座って通話機を手に取り、全国どこへでも通話することができるというもの。当時はまだポケベルが発表されて間もない時代で、多くの庶民は衝撃を受けた。重量3キログラムと持ち運びには不便だったが、15年後の1985年にはNTTが現在の携帯電話の前身となる「ショルダーホン」を発売している。

 サンヨー館では中に入るだけで体を洗うことができる「ウルトラソニック・バス」(通称・人間洗濯機)を発表。美容と健康にも効果があるとされたが、頭だけはどうやっても洗うことはできないという欠点が発覚。実用化されず夢のまま終わった。

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