日本テレビ定例社長会見が26日、東京・汐留の同社で行われ、大久保好男社長は「世界の果てまでイッテQ!」(日曜午後7時58分)内「祭り企画」のやらせ疑惑について、あらためて「制作陣にやらせの認識はなかった」と見解を示した。

「社内では過去の問題に対して放送倫理・番組向上機構(BPO)からの報告を求められているので、(BPOの)次の会議までに報告書を出す作業をすすめています。今あらたに説明できるものはありません。調査中です」とした。

「祭り企画」出演者の宮川大輔(46)が企業イベントで「詳しい話を聞いていない」と発言した。同件について福田博之編成局長は「しっかり説明はしています。おそらくいつまで休止するのかという認識でいます」と説明した。

今回の問題は、8日発売の週刊文春が5月20日放送の同番組「橋祭りinラオス」でのやらせ疑惑を報道。15日には、昨年2月12日放送の「カリフラワー祭りinタイ」もやらせだったと続報した。同日、大久保社長が会長を務める民放連の定例会長会見で、同企画の休止を発表していた。