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最後の曲に行く前に、ここで皆さんにご報告があります。私、山本彩はNMB48を…卒業します。(客席からの嘘だと言っての声に)そんな嘘はつきません。ツアー初日でこれから始まりというときに、このような発表をすることになってしまって本当にごめんなさい。少しゆっくりなんですけど、お話させていただきたいと思います。
今年の10月でNMB48に入って8年になります。皆さんのおかげで密度の濃い時間を過ごさせていただいて、今日まで本当にあっという間の日々で、うれしいこと楽しいこと、苦しいこと、つらいこと、たくさん経験してきました。そしてその間に何年もかけて、何度も卒業という2文字と向き合ってきました。
(長い沈黙)
考えては取り消してを繰り返して、自分に何かできることがあるんじゃないかなとか、もっとみんなと一緒に頑張りたいなとか…(涙をぬぐう)思いながら、今日までがむしゃらにやってきました。
でもここ数年は、新しくセンターに立つ子が出てきたり、私がいない環境で一人ひとりが輝いて、ライブをしたり頑張っている姿を一歩引いたところから観ていると、私がもういないほうがいいんじゃないかなというよりかは、今このタイミングで私がNMB48を離れることが、NMB48がもっと成長するための起爆剤になるんじゃないかなと思うようになりました。
どんどんメンバーも入れ替わるんですけど、だからこそ常に今がベストという気持ちで、今いるメンバーをはじめ、新しく入ってきてくれたメンバーや若い子たちが、これからのNMB48を引っ張っていってほしいなと思いますし、新しいNMB48を作っていってほしいなと思っています。
正直何度も悩みながら今日を迎えたんですけど、自分もまだまだ弱くて未熟なんですけど、これからもそうやって未熟な自分に甘えて、寂しさや不安を抱えながらずっと黙っていては、これから先もっと決心しにくくなってしまうんじゃないかと思いましたし、こうやって挑戦することこそが豊かな人生が作られると思ったので、勇気を振り絞って今回決心しました。
NMB48でアイドルは卒業という形になるんですけど、私自身の夢はまだまだ終わりだとは思っていません。『生涯現役』というのが今の私の目標で、もっともっと音楽を勉強して、一生涯、皆さんの前で歌い続けられるような人間でいたいなとこれから先も思っています。
今日までいろんな声があっても前を向いて頑張ってこられたのも、一緒に頑張ってきたメンバー、スタッフの皆様、そしてどんなときも支えてくださったファンの皆様の存在のおかげだと心から思っています。本当にありがとうございます。
(鳴り止まない拍手)
詳しい卒業日程は後日ご報告させていただくことになると思いますけれども、最後まで全力でアイドルをやらせていただきますので、その最後の日まで皆さんも全力で応援していただけるとうれしいなと思います。私、山本彩、そしてNMB48をどうぞこれからもよろしくお願いします。
(鳴り止まない拍手とさやかコールに号泣)
泣いてすみませんでした。みんなにも聞いてほしいなと思って、(出演予定のなかったメンバーにも)来てもらいました。みんなもわざわざアンコールのために来てくれてありがとう。
続きを読みます https://www.oricon.co.jp/news/2116596/full/
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