台風１２号の影響で次々と花火大会などイベントに影響 昭和記念公園、八王子は中止に

　台風１２号は日本の南の太平洋上を発達しながら北上し、２９日にかけて本州に上陸する見通し。２７日から東日本の太平洋側で雨になり、次第に雨脚が強くなりそうだ。

　気象庁によれば２８日午後６時までの２４時間予想雨量は多い地域で関東甲信、東海２００〜３００ミリ。その後も雨は続き、降水量が増えていく見通しとなっている。台風１２号の直撃が予想される２８、２９両日には各地で夏の大イベントが予定されており、台風の影響ですでに中止などを決定したものもある。

　首都圏では２８日に予定されていた「立川まつり国営昭和記念公園花火大会」「八王子花火大会」はともに中止を決定。順延の予定はないという。また、同日には「隅田川花火大会」も予定されているが、実施可否については午前８時、または午前１０時に公式ツイッターで発表するとしている。

　静岡でも「安倍川花火大会」が中止、岐阜の「大垣花火大会」は８月２５日に順延となっている。

　また、新潟県湯沢町の苗場スキー場では、２７日から２９日まで、例年約４万人が訪れる野外コンサート「フジロックフェスティバル」を開催。特に今年は、２９日にノーベル文学賞を受賞した米歌手ボブ・ディラン（７７）が登場するとあって大観衆が見込まれており、主催者は「天気予報を逐次確認しながら運営する」と説明。公式サイトでは「今後の台風情報にご注意ください」と呼び掛けている。

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