ファッションモデルや女優など多方面で活躍する、オスカープロモーション所属タレント、剛力彩芽(25)のインスタグラムが波紋を呼んでいる。
騒動の発端となったのは、7月16日、剛力が笑顔でサッカー ワールドカップのマフラータオルを掲げる写真を自身のインスタグラムに投稿し、ワールドカップ決勝戦を現地ロシアで観戦したと発信したこと。この投稿のわずか2時間後に、剛力との交際を公言していたZOZOTOWN運営会社スタートトゥデイの社長、前澤友作氏(42)が同じような構図の写真をインスタグラムに投稿し、さりげなくワールドカップ観戦デートをアピール。
続けて前澤氏の自家用ジェットでロシアに向かったことなどを投稿したところ、一連の行為がファンをないがしろにしているのではないかと非難が殺到したのだ。その後、剛力は22日にインスタグラム上で謝罪を行い、それまでの投稿を全部削除するという事態に発展したのだった。
しかし、ことはそれだけで収まらず、剛力批判とも取れるコメントを発表する著名人まで登場し、さらに混迷を極めることになってしまった。
特に物議をかもしたのが、24日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)で社会学者の古市憲寿氏(33)が放った「剛力さんの熱心なファンっていたんですか?」という一言。このあと、“剛力のファンが熱愛に怒ってるんじゃなくて、関係ない人が金持ちに嫉妬しているのでは?”という主旨の発言が続くわけだが、「ファンいたんですか?」のインパクトが強すぎた。
スタジオでも即座にフォローの声が挙がっていたが、その後、ネット上には少なからず古市氏の発言に共感してしまった人もいたようだ……。たしかに、剛力に対して「ごり押しタレント」というイメージをもっている人も多いのかもしれない。ただ、「ファンがいるのか?」などという発言は彼女のことを知らないから出る言葉だろう。
筆者も剛力ファンの一人として、声を大にして言いたいが、剛力彩芽は非常に魅力的な女性なのだ。ということで、今回は彼女の軌跡を追いながら、その魅力について解説していきたい。
◆「ごり押し」イメージの裏に光る魅力
女子中高生向けファッション誌「Seventeen」(集英社)の専属モデルだった剛力が、脚光を浴びるようになったのは2011年のこと。月9ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」(フジテレビ系)への出演を皮切りに、ドラマやCM出演が激増し、よくも悪くも注目の存在となった。
特に話題となったのが、2013年放送の「ビブリア古書堂の事件手帖」(フジテレビ系)の主役に抜擢されたことだ。本ドラマは同名の小説を原作としているのだが、小説内で描写される主人公は眼鏡にロングヘアで人見知りの物静かな女性。ショートヘアでイメージも正反対の剛力を起用するのはごり押しにも程があると、原作ファンからは猛バッシングを受けることとなったのだった。
案の定、ドラマは当時の月9歴代最低視聴率を更新してしまうことになったが、その一方で、
「もの静かな役柄だからときどき映る横顔の造形の美しさが際立っている」(40歳・男性)
「モノトーンの地味な服装なのに野暮ったくならないから、本当に美人なんだなあって」(35歳・女性)
など、剛力の美しさを称賛する声も多かったという。
とはいえ、剛力はその後も多くのドラマや映画で主演を務めたが、なかなか視聴率はふるわず……。一部週刊誌の報道では「低視聴率の女王」などという不名誉なあだ名までつけられてしまった。しかし、
「なんでもかんでも主演ばっかりやらされて、ある意味かわいそう」(25歳・男性)
と、やたら主役にキャスティングされる剛力に対する同情の声も少なくない。
また、2013年には1stシングル「友達より大事な人」(ソニー・ミュージックレコーズ)で歌手デビューも果たしている。
「口パク丸出しのアイドルが多いなかで、キレキレのダンスを躍りながら一生懸命歌っている姿を見て、いっきに好きになった」(34歳・男性)
といった具合に新規ファンを獲得した歌手業。歌自体は、お世辞にも飛びぬけて上手いわけではないかもしれないが、ミュージックビデオの中でも披露したプロペラダンスが大きな話題を呼んだ。というのも、剛力にとってダンスは5歳のころから続けている特技中の特技で、バックダンサーもそのハイレベルさに舌を巻いていたという。
「友達より大事な人」はオリコンで最高7位、YouTubeに公開されたミュージックビデオも数日で100万回再生を叩き出す絶好調っぷり(2018年7月26日現在、2100万回再生超え!)。
ライブやイベントでも圧倒的なパフォーマンスを見せつけたことで、事務所側はこちらの方向性に活路を見出そうとしたのだろう。2015年9月に4thシングル「相合傘」をリリースした際、女優業休業を宣言……したものの、同年12月には、ドラマ「ジャングル・フィーバー」(NHK)で主演を務めることを発表。たった3か月の休業となってしまい、けっきょく剛力は振り回され、迷走しているイメージを残すことになってしまった。とはいえ、つまるところ、これまでの剛力は「光るものを上手く活かせなかった」のかもしれない。
◆ファンも芸能人も惚れ込む人柄のよさ
美貌やダンススキルなど、高いポテンシャルを持つ剛力だが、ファンが声をそろえて言うのが「人柄がいい」ということだ。
「剛力さんのCD発売記念握手会に行ったとき、男性ファンには腰を落として少し上目遣い、女性ファンには腰を落として同じ目線にするっていうのを全員にしていた。あれ見て以来ずっと信頼してる」(24歳・女性)
今回の騒動について、岡村は自身のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、「ファンのことを第一に考えたほうがいい」と批判していたが、彼女ほどファンのことを考えているタレントもそういないのではないだろうか。
また、業界関係者の間でも彼女の人気は高い。常に笑顔を絶やさず、若いスタッフにも謙虚な姿勢で接し、どんな現場でも努力を怠らないのだという。
こんなエピソードがある。先述した「ビブリア古書堂の事件手帖」は、太宰治の「晩年」など、毎回なんらかの本がストーリーの軸になってくるのだが、剛力はすべての本を読むだけでなく、その本が生まれた背景などまでしっかり勉強して、撮影に臨んでいたそうだ。
美人なうえに性格もいいのだから、大物芸能人にも彼女のファンは多い。それこそ今回「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)で、「呪いにかかったように浮ついて」と苦言を呈した明石家さんまなどは、「彩芽」と呼び捨てにするほどメロメロだったのだ。あの“お笑い怪獣”明石家さんまが、同番組の中で「自家用ジェットは卑怯やんか…」と悲しそうにつぶやいていたというのだから、どれだけかわいがっていたか想像に難くない。つまりは明石家さんまの発言も、彼女への愛情あってこそだったのである。
そんな剛力だが、7月24日にはインスタグラムを更新し、眩しい笑顔の写真とともに「毎日の笑顔と感謝を忘れず頑張ります!」とのメッセージを投稿。これだけの笑顔をできる彼女を、「魅力的ではない」と言うことができるだろうか。
また、かつて「低視聴率の女王」と呼ばれた剛力だが、近年は深夜帯のドラマで絶好調の活躍ぶりを見せており、現在では「深夜ドラマの女王」と呼ばれている。2017年に放送された「女囚セブン」(テレビ朝日系)では、ゴキブリの乗った丼を顔色一つ変えずに平らげる衝撃のシーンを見事に演じ、SNSは一時騒然となった。
今までとは違う新境地を切り開き、恋に仕事にまっすぐな剛力彩芽。以前、彼女に抱いていた固定観念は一旦捨てて、改めて注目してみてほしい。<取材・文/A4studio>
続きを読みます http://news.nicovideo.jp/watch/nw3705350?news_ref=top_50
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