山本彩「メンバーの道標に」卒業コンサートで誓った - Crune Blogs

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2018年10月28日日曜日

山本彩「メンバーの道標に」卒業コンサートで誓った

NMB48の「絶対エース」山本彩(25)が27日、大阪・万博記念公園で、卒業コンサート「SAYAKA SONIC~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」を開き、約3万人が集まった。「戦友」と呼び合った渡辺美優紀(25)ら1期生のOGも集結。2年3カ月ぶりに黄金の「さやみるきー」でわかせ、山本は「NMB48は私の青春」「8年間、本当に最高でした」と感謝。11月4日にNMB48劇場で卒業公演を行い、来年明けにもソロ作品の発表を控え、シンガー・ソングライターとして活動する。

白煙とともに山本が浮かび上がる。ステージから150メートル以上離れた“花道”を単身、歩きステージへ。ソロで「初めての星」を歌い始めた山本の声は震え、目に涙がたまっていた。

「心配だった雨も見事にあがりました。皆さんのおかげ」。朝までの雨もあがり、自身もメンバーもファンも「てるてる坊主」で祈願した晴天が広がった。

キャプテンでエース、センター。10年10月の創設から8年、絶対的な柱だった山本を支えたのは、AKB48グループ「最長」と言われた握手会の列をつくったファンだった。シンガー・ソングライター志望の山本を思い、ファンが毎年の生誕祭を「SAYAKA SONIC」と命名。今回、山本は「ファンの方からいただいた」と有終コンサートのタイトルを即決した。

8年前のお披露目では26人いた創設メンバーも、残るのは白間美瑠(21)吉田朱里(22)川上礼奈(23)と4人だけ。この日は「俺らとは」で小笠原茉由(24)ら、「太宰治を読んだか」は山田菜々(26)が出演。続々とOGが現れ、「僕はいない」でステージ中央から渡辺が現れ、3万人から大歓声が起こった。

山本とのダブルエースで支えた渡辺。2人で抱き合う振り付けもあり、女性ファンも多い客席から、2人が歩み寄るたび「きゃーっ」。黄色い歓声に包まれ、渡辺は「さやかちゃん、お疲れさまでした」とかつての「戦友」をねぎらった。

やんちゃで反抗期キャラだった木下百花(21)も、おなじみの男装キャラで“復帰”。太田夢莉(18)を山本と奪い合う寸劇も演じ、山本は太田と公開キス。その後、木下からも唇を奪われ、「まじ?」と苦笑しつつ仲間の愛に感謝した。

アンコールは白い張りドレス。山本は「1度夢をあきらめた私に、NMB48は歌うチャンスをくれた。だから8年すべてをNMB48にささげてきた。NMB48は私の青春でした」とあいさつ。1期生全員の楽曲「三日月の背中」を、卒業した20人とともに歌った。

吉田が「寂しい」と別れを惜しむと、山本は「メンバーの道標になれるよう、あきらめずに挑戦していきたい」。シンガーとして第2章へ進む決意を表明。36曲すべてに出演し「今日はやりきった」と、すがすがしい表情で手を振った。【村上久美子】

◆山本彩(やまもと・さやか)1993年(平5)7月14日、大阪府生まれ。10年10月、創設メンバーを代表し、お披露目であいさつ。11年6月、選抜総選挙にグループただ1人ランクイン(28位)。総選挙は16年4位が最高。同年末の紅白選抜で指原莉乃を抑え1位に輝いた。NMB48の全シングル19枚で全曲選抜。うち13枚でセンター。愛称「さやか」「さや姉」。

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