人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をイメージしたJR西日本の500系山陽新幹線こだま号が13日、運行を終えた。新大阪―博多間のラストランを見ようと多くの人が両駅に集まった。当初は昨年3月の終了予定だったが、国内外のアニメファンらの根強い人気を受け、継続していた。
エヴァ新幹線は、山陽新幹線の全線開業40周年を記念して2015年11月に運行を開始し、新大阪―博多間を1日1往復してきた。紫色を基調とした外装は、アニメの主人公が乗る兵器「エヴァンゲリオン初号機」を模したもので、1号車には乗り込んで対戦ゲームが楽しめるコックピットを設置。アニメの世界観が味わえるとして外国人旅行客からも好評だった。
新大阪駅の20番線のホームでは出発を見ようと約1200人が集まった。鉄道好きの小学生の息子2人を連れた堺市職員、海辺博史さん(44)=奈良市=は「復活してくれないかな」と惜しんだ。
最終列車は午後3時38分、約500人に迎えられ博多駅に到着。降り立った東京都の会社員、加藤瑠輝乃さん(23)は「最後に乗れて良かった。特別な時間を過ごせた」と満足げだった。
アニメを手掛け、新幹線の監修を務めた庵野秀明監督は10日、ツイッター上に「長きに渡る運行業務、どうも御苦労様でした」などとつづった。
JR西は今夏から、人気キャラクター「ハローキティ」をあしらった新たな新幹線を走らせる。〔共同〕
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