家族を中心に人間を見つめ続ける 日本人21年ぶり快挙の是枝裕和監督 - Crune Blogs

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2018年5月20日日曜日

家族を中心に人間を見つめ続ける 日本人21年ぶり快挙の是枝裕和監督

 日本人監督21年ぶりの快挙は、幅広い作品で人間を見つめてきた名匠にもたらされた。カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督は、若いころから海外の映画祭で高い評価を受けてきた。描き続けてきた家族を題材にした作品で、ついに世界最高峰の栄誉を手にした。

 是枝監督にとって長編13作目となる「万引き家族」は、都会の片隅に生きるある家族の姿を描いている。ビルの谷間の一軒家には、祖母の年金を頼りに万引で補う父と息子、母とその妹の5人が暮らしていた。ある日、幼児虐待で居場所のない女の子を迎え入れたことから、さまざまな秘密が暴かれていく。

 人と人のつながりの清らかさ、大切な人を思う心の純粋さを、主役のリリー・フランキーさんや安藤サクラさんらが自然な演技で見せきっており、審査員長を務めた女優、ケイト・ブランシェットさんは「俳優らの演技と監督のビジョンが完全にかみ合っていることに圧倒された。並外れた映画です」と最大限の賛辞を口にした。

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