東京・歌舞伎町のコインロッカーに女の乳児の遺体を遺棄したとして、警視庁は二日、死体遺棄の疑いで、住所不詳、自称無職戸川万緒(まお)容疑者(25)を逮捕した。「漫画喫茶の店内で産んだ。声が出るとばれると思って殺し、捨てた」と容疑を認めている。
遺体の首にはタオルが巻かれ絞められたような痕があり、警視庁は今後、殺人容疑も視野に調べる。
逮捕容疑では五月二十九日までに、新宿区歌舞伎町二の歩道上のコインロッカーの中に、スーツケースに入れた生後間もない女児の遺体を遺棄したとされる。
捜査一課によると、戸川容疑者は一年ほど前から近くの漫画喫茶の個室で生活し、女児については「一月ごろ産み、数日後に捨てた」と説明している。ロッカーの管理状況から、遺棄した時期は二月末〜四月中旬の間とみられる。
遺体は五月二十九日午後、ロッカーを点検した業者が発見。周辺の監視カメラに黒いフード付きパーカ姿の人物が定期的に写っており、警戒していた捜査員が一日夕方、近くの路上で戸川容疑者を発見した。
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