涙を浮かべる沢尻エリカ
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[映画.com ニュース] 沢尻エリカが約6年ぶりの映画主演を果たした「猫は抱くもの」が6月23日、全国69スクリーンで公開初日を迎え、沢尻をはじめ共演の吉沢亮、峯田和伸、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、メガホンをとった犬童一心監督が東京・新宿ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
元アイドルで“アラサー”の沙織(沢尻)と、自分を人間だと信じ込んでいるロシアンブルーのオス猫・良男(吉沢)の日常を描く。この日は、翌24日に58歳の誕生日を迎える犬童監督に対し、バースデーケーキがサプライズプレゼント。キャスト・観客が合唱するバースデーソングがおくられると、犬童監督は「年をとるとあまり誕生日が嬉しくなくなるんですが、沢尻さんたちに祝ってもらえるなら最高に嬉しいです。これを思い出に、余生を過ごせたらなあ」と何度も頭を下げていた。
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サプライズの演出はこれだけにとどまらず、犬童監督から沢尻へ、感謝の手紙が寄せられた。作品をけん引した「女性としての強さ」と、その「嘘みたいにかわいい笑顔」を称える温かいメッセージに、しんみり聞き入っていた沢尻は「みんなが『良いものを作ろう』というひとつの思い、役割を持って作り上げた現場。すごく良い時間を、監督と過ごさせていただきました」と声を詰まらせ、「自分の人生のなかで大切な作品になりました」と瞳をうるませる。犬童監督は「もっと映画に出てよ。沢尻さんは、みんなで何かをすることが、基本的に好きだよね。そういうことがよくわかった」と期待を込め、峯田も「こんなに幸福な現場、ないですよ」と現場の心地いい雰囲気に思いを馳せていた。
また、主人公を見守る猫に扮した吉沢。「(沢尻は)本当に素敵な女優さん」としたうえで、「飼い主とペットという距離感を人間同士で演じるから、それこそ普通の恋人より、距離感が近いんです。クランクインする前に2週間くらいの稽古期間があり、そこで『はじめまして』。猫なので僕から近づいていくことが多いんですが、距離感を嫌がられたらどうしよう、という不安がありました」と振り返る。それでも「沢尻さんがすごく受け入れてくれている」と感じた瞬間があったそうで、「完全に僕を見ている目が、ペットを見ている目だった。受け入れてくれた安心感があり、甘えっぱなしでした」と目を細めていた。
(映画.com速報)
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