星野源が熱弁! 細田守監督の作品は「家族映画の最先端」 - Crune Blogs

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2018年6月25日月曜日

星野源が熱弁! 細田守監督の作品は「家族映画の最先端」

細田守監督の新作映画がお披露目「未来のミライ」

細田守監督の新作映画がお披露目
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[映画.com ニュース]「バケモノの子」「おおかみこどもの雨と雪」などで知られる細田守監督による新作アニメーション映画「未来のミライ」のジャパンプレミアイベントが6月25日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、細田監督をはじめ声優を務めた上白石萌歌黒木華星野源麻生久美子が舞台挨拶に出席した。

神奈川・横浜の磯子区界隈を舞台に、両親の愛情を妹・ミライちゃんに奪われたと感じているくんちゃんが、何らかの理由で未来からやってきたミライちゃんと出会い、初めての不思議な大冒険に出るさまを描く今作。5月にフランスで開催された第71回カンヌ国際映画祭の“監督週間”にも選出されており、細田監督はカンヌでの上映を「スタッフ以外の人目に触れるのがが初めてなうえに、未完成部分をちょっとだけ残したまま持っていく状況だったので、いろいろ心配でした。日本の片隅の小さな家族の話ですが、世界中の映画ジャーナリストの笑い声が起きたり、拍手が起きたり。すごくホッとしました。映画というのは、国を超えて伝わると感じながら帰ってきました」と振り返る。この日が日本での初お披露目となるだけに、「正直言うと(カンヌより)今日のほうが緊張感があります」と気を引き締めつつ、「日本の皆さんに向けてつくった作品。ここまでこぎつけて本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。

ともに現地入りしていたくんちゃん役の上白石も、「海外の方の反応も素晴らしくって」と笑顔。そして細田監督に目を向け、「監督とお話したり、取材を受けていると、泣きそうになるくらい褒めていただくんです。夢の途中、目指している途中の私ではありますが、温かい言葉ですごく背中を押してくださいます。監督のことが大好きで、監督の作品が私の人生観を毎回変えてくださっているので、ご一緒できてすごく光栄です」と感謝と充実感をにじませていた。

さらにおとうさん役で細田監督作に初参加した星野。「多様性のある家族を描く作品が、映画でもドラマでもゲームでも、世界中で誕生しています。『血がつながっていなくても家族になれる』。世界中で抱えている問題意識でもあると思います」としたうえで、「そういう家族像は、細田監督は数年前に『バケモノの子』で描いている。今回は『血がつながっている家族も、家族になることは大変だ』ということを描いてます。(細田監督の作品は)家族映画の最先端なんです」と熱弁をふるった。一方でアフレコ風景に言及し、「とにかく楽しくて。みんなと一緒に録音することができて、家族のシーンも並んですることができました。監督が毎シーンごとにブースに入ってきてくれて、『僕が家庭でこうなったときは』『こうなってつらかった』と自分の話をしてくださるんです。監督自身の体験を聞くと、お父さんの気持ちが何となくわかってくるんです。とても良かったなと思います」としみじみ明かしていた。

未来のミライ」は、7月20日から全国で公開。

(映画.com速報)

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