三成と秀秋、時超え和解? 滋賀で子孫が固い握手 - Crune Blogs

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2017年10月30日月曜日

三成と秀秋、時超え和解? 滋賀で子孫が固い握手

関ケ原の合戦について語り合った石田さん(左から2人目)と小早川さん(同3人目)、大場さん(同4人目)=滋賀県米原市朝日・観音寺本堂
関ケ原の合戦について語り合った石田さん(左から2人目)と小早川さん(同3人目)、大場さん(同4人目)=滋賀県米原市朝日・観音寺本堂

 石田三成率いる西軍と徳川家康の東軍が激突した関ケ原の合戦(1600年)で、敗北した三成の子孫と、東軍に寝返って西軍敗北の原因になったとされる小早川秀秋の子孫の対談が29日、滋賀県米原市朝日の観音寺であった。両者が互いの先祖や合戦への思いを語り握手を交わすなど、400年の時を超えた“和解”に歴史ファンが拍手を送った。

 公開中の映画「関ケ原」の関連PRイベントとして、米原市が三成と豊臣秀吉の出会いの地とされる同寺を舞台に企画した。対談には、三成から数えて第15代当主の石田秀雄さん(67)=千葉県市川市=と、秀秋と家系でつながりのある小早川隆治さん(76)=東京都大田区=が臨んだ。

 三成を裏切ったとされる秀秋について、小早川さんは「幼少の頃から周囲の利害に振り回され、若くして大役に任ぜられたことで、相当なプレッシャーがあったのでは。合戦からほどなくして亡くなっており、世間の印象を覆す機会もなかった」と、先祖を思いやった。石田さんは「秀秋はもともと東軍の将として戦場に入り、東軍として戦ったのであって、西軍への裏切りにはならない」と持論を語り、「いつまでも裏切り者扱いされてかわいそう」と応じた。

 2人は、映画で西軍の将である大谷吉継を演じた俳優大場泰正さん(44)が取り持つ形で固い握手を交わし、「(先祖同士にあったとされる)確執などありません。私たちは友人同士です」と話していた。

【 2017年10月29日 23時25分 】

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