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2017年10月30日月曜日

男性が初のグランプリ ホリプロスカウトキャラバン

「第42回ホリプロスカウトキャラバン」グランプリに輝いた定岡遊歩さん=東京都港区の品川グランドホールで(石井裕之撮影)

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 女優の深田恭子(34)や石原さとみ(30)ら数多くのスターを輩出したオーディション「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン」決選大会が29日、東京・品川グランドホールで行われ、20年ぶりの男女混合大会で史上初となる男性の定岡遊歩(さだおか・ゆうほ)さん(21)がグランプリを獲得した。第38回大会の佐藤美希らの20歳を上回る史上最年長。急きょ設けられた特別賞も男性の井上祐貴さん(21)が受賞した。

 応募総数3万6504人の頂点に立った瞬間、天を見上げ、涙をこらえた。「人生で初めて1番をいただいた。今までで一番うれしかった」と、定岡さんは喜びを爆発させた。

 WEB審査、地方予選、合宿審査を経て、女性6人、男性4人のファイナリスト10人で迎えた最終審査。同じ沖縄出身のタレントりゅうちぇる似の定岡さんは、青紫に染めた髪形や独特のトークで会場をざわつかせ、個人パフォーマンス審査でも黒の網タイツにショートパンツという奇抜なファッションで6曲のピアノメドレーを披露。楽譜が読めず耳で習得した高度な演奏で「チャラチャラしてると言われるが、ピアノを弾くと好感度が上がる」という狙い通りの“ギャップ感”で会場を魅了した。

 定岡さんは高校卒業後にアパレル業界を目指して上京。勤務先の店で「広瀬すずさんらしい人が来て、初めて芸能人を見て衝撃を受けた。芸能界へのあこがれが始まった」といい、今大会は友人に誘われて応募。グランプリの瞬間は母親も会場で見守っていたそうで、定岡さんは「子どものころからやりたい放題で、親に一番心配をかけた。一番にありがとうと言いたい」と感謝した。

 バラエティータレントを目標に掲げる定岡さんは「オールジャンルで皆さんに愛されるタレントになりたい」と強調。賞金100万円の使い道は「派手な服が好きなので、世界を回って民族衣装を買いたい」。好きな女性のタイプを尋ねられると「自分について来てくれる女性。でも来てくれなくて、いつも1人になっちゃう」と笑わせた。

◆今村実行委員長「男の子に賭けたい」

 グランプリも特別賞も男性という史上初の結果になったことについて、ホリプロの今村加菜・実行委員長は「きょう一番会場を沸かせた子をグランプリにしたかった。(事前)合宿では女の子の方がレベルが高かったが、4人の男の子はすごい成長があった。男の子に賭けてみたいと思った」と総括した。

 女性限定のイメージが強い同大会だが、この日審査員を務めた第1回グランプリの榊原郁恵(58)の時は男女混合で開催され、今大会は1997年以来、20年ぶりの男女募集大会となった。97年の大会では男性の受賞者はいなかった。

 男性の受賞歴は78年の第3回大会で東寿明が審査員特別賞を初受賞。91年は男性限定の大会が開かれ、グランプリは北地大良、審査員特別賞を工藤兄弟がそれぞれ受賞した。

<定岡遊歩(さだおか・ゆうほ)> 1996(平成8)年7月21日生まれ、沖縄県出身。身長172センチ。中学生時代は卓球部のキャプテンで県大会ベスト4。高校卒業後、アパレル関係の仕事を目指して上京。コスメショップ勤務。家族は両親と7歳年上の兄、1歳上の姉、1歳下の双子の妹の5人きょうだい。趣味・特技は小学2年生から始めたピアノと、有名人をまねて踊るカバーダンス。好きな料理は韓国料理。血液型はB型。

<ホリプロタレントスカウトキャラバン> 大手芸能プロダクションのホリプロが主催する新人発掘オーディション。テレビのオーディション番組に対抗して1976年にスタート。88年まではアイドル発掘が主眼だったが、89年からは年齢、お笑いなどテーマを毎年変えて募集するようになり、今年は20年ぶりに男女同時募集した。グランプリ受賞者には賞金100万円、ホリプロとの専属契約特典が与えられる。

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