昨年3月に乳がんの手術を受けた女優南果歩(53)が1日、都内で行われた乳がん啓発イベント「ピンクリボンシンポジウム2017」で、抗がん剤治療をストップしていることを明かし、「手本にならずとも見本にしていただければ」とがん患者に呼びかけた。
南はステージ1の乳がんと診断され、昨年の3月11日に手術を受けた。転移はなく、現在までに再発の兆候もないという。
現状について聞かれると「今、ハーセプチンという抗がん治療をストップしています。抗女性ホルモン剤の投薬もストップしています。これは俗に言う、代替治療に切り替えたということです」と打ち明けた。続けて「私のやり方はひとつの症例であって、皆様に当てはまるものではないかもしれません。こういう考え、治療法があるんだと、表に出る仕事をしているので、分かりやすい見本になると思うんです」と、現状を明かした理由について語った。
「標準治療というのはデータに基づいた揺るぎないものだと、重々承知しています。(抗がん剤を止めたのは)個人的な決断です」と、自身の決断が必ずしも正しいわけではなく、あくまで“個人的な決断”であることも強調した。その上で「再発の兆候は見られていないので、今現在はこの判断しかなかったかなとは思っています。今後どうなるかは自己責任になってくるし、おすすめすることでもない。ただ、公に言うことで、そういう方法もあるんだと、皆様の視野が広がることが目的です」と、たくさんの選択肢があることを示した。
抗がん剤治療を中止した理由は、血圧の変化だという。「100くらいだったのが160になり、循環機能診療を受けて、降圧剤を診療されたんですね。薬で上がった血圧を薬で抑えるって、これでいいんだろうかって、立ち止まりました」と、決断に至る経緯を明かした。主治医ともじっくり話し合ったといい、「決めるまでに時間がかかりましたし、最終的に自分で責任を持つので勉強もしましたし、セカンドオピニオン、サードオピニオンも受けました」と、考えた上での決断だったことも強調した。
抗がん剤は止めたが、サプリメントを飲んでいるほか、生活レベルでできることに取り組んでいるという。がん細胞は低体温下で繁殖しやすいため、代謝を上げて冷え性を治すよう努めていることや、ガン細胞が糖質を好むため炭水化物を控えていることなどを明かした。また、放射線治療の影響で患部が変色、乾燥してしまうことについて、「エミュー鳥のオイルがすごくいいんですね。私が使っているのはニュージーランド産なんですけど、精製していないオイルを塗ると色も治ってきましたし、カサカサもいくぶん和らいできて。いろんなものを使った中で、おすすめです」と、細かいアドバイスも送っていた。
乳がん検診をためらっている人も世の中にはたくさんいるが、「マンモ(グラフィー)が痛いって、何言ってるんですか! マンモなんかへのかっぱですよ、あんなもん。あんなもんは瞬間なんで。あんなものは痛いうちに入りませんから」と、経験者の立場から、乳がん健診の大切さを呼びかけていた。
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