女優としての決意を
にじませた深川麻衣(中央)
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[映画.com ニュース] 元「乃木坂46」の深川麻衣の初主演映画「パンとバスと2度目のハツコイ」が10月29日、東京・六本木で開催中の第30回東京国際映画祭で特別招待作品として上映された。深川は、共演の山下健二郎(「三代目 J Soul Brothers」)、メガホンをとった今泉力哉監督とともにTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に立った。
銀幕デビュー作を引っさげて同映画祭に初参加となった深川は、「乃木坂46」一期生としてメンバー入り。14thシングル「ハルジオンが咲く頃」では初のセンターを務めるなど絶大な人気を誇ったが、昨年6月に卒業し女優へ転向した。舞台「スキップ」では主人公を好演し、幸先の良いスタートを切っている。
深川は、「乃木坂46」として活動した5年間をかけがいのないものとし、「これまでの経験が土台にあって、今の自分がある。本当にやりたかったお仕事をいま、させて頂いているので、5年間に甘えることなくちゃんと地に足をつけて頑張っていきたいと思います」と客席に誓った。さらに台湾のメディアからの質問を受けると、「グループを卒業しても変わらずに応援してくださるのは本当にありがたい。どういう機会になるかは分かりませんが、いつか海外のファンのかたがたに会いに行きたいですね」とほほ笑んでみせた。
映画は、パン屋で働く市井ふみ(深川)がある日、中学時代の初恋の相手・湯浅たもつ(山下健二郎)と偶然再会するところから始まる。ふみはプロポーズされたものの結婚に踏ん切りがつかず元カレと別れたばかり、たもつは離婚した元妻のことを今でも忘れられない……、“こじらせ”まくる2人が織り成す恋愛群像劇だ。
撮影現場は和気あいあいとした雰囲気だったようで、山下は「深川さんは女性グループから来られていますし、僕は男性グループから来ていますし、グループあるあるとか、色々と話しましたね」とニヤリ。そして、「僕は基本的にグチばっかりでしたが、深川さんはネガティブなことを一切言わなかった」と称えると、「そんなことなかったじゃないですか!」と深川を慌てさせていた。
伊藤沙莉、志田彩良、安倍萌生、勇翔、音月桂らが脇を固める今作は、2018年2月17日から全国のイオンシネマで公開。第30回東京国際映画祭は11月3日まで開催。
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