大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で1日、人気アトラクションが緊急停止し、乗客ら64人が長時間宙づりのままになった。大型連休の谷間でにぎわう園内は騒然とし、来園者らは不安や恐怖を口にしていた。
ジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」が緊急停止した後、短文投稿サイトのツイッターには、乗客や入園者らが次々に動画や写真を投稿した。
「緊急の足場で救助されたんだけど降りてきた今も足の震え止まらんでやばい」「ずっと逆さまのまま止まってる。乗らんくて良かった」
家族4人で遊びに来ていた滋賀県栗東市の会社員、岸本敏志さん(40)はコースターが止まっているのを地上から目撃した。宙づりになった乗客がおびえた表情をし、何人かが下から「頑張れ」と励ましていたという。周囲からは「事故だ」「やばい」などの声が次々に上がったといい、岸本さんは「自分だったら絶対に乗りたくない」と不安な様子で話した。
直前に同じコースターに乗っていた大阪府枚方市の会社員、二葉政樹さん(32)は「宙づりになった乗客は当初、手を振っていたが、次第に疲れた様子で静かになった。USJは安全に十分注意してほしい」と対策を求めた。
昨年も緊急停止
このコースターは開設から2年がたつが、これまでも乗客を乗せた状態で緊急停止している。昨年8月には、子供が立ち入り禁止区域に入ろうとしたため停止させ、乗客約30人が最長約30分間、宙づり状態に。昨年9月にも降車直前でセンサーが作動して止まり、乗客約30人が約30分後に救助された。【竹田迅岐、岡村崇】
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