沖縄の米軍基地反対運動を扱った東京MXテレビ(MX)の番組「ニュース女子」に批判が出ていた問題で、同局は1日、同番組を今月末で終了すると発表した。
ニュース女子は、化粧品会社、ディーエイチシーの子会社「DHCテレビジョン」が取材・制作した上で、完成版をMX側に納品している番組。MXによると、放送責任を明確にするため、同問題を取り扱った回の放映後、番組の制作主体をMXに移したいとの意向を申し入れてきたが、「最終的に両社間の協議が不調に終わった」ことから、放送を終了を決めた。
問題となっていたのは、昨年1月2日の放送回。沖縄県の米軍ヘリパッド建設をめぐり先鋭化する反対運動を特集し、VTRで運動について「日当を貰(もら)ってる!?」などと表現。反対派による救急車の運行妨害などを事実として伝えていた。
これに対し、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は昨年12月、「重大な放送倫理違反があった」とする意見書を公表。沖縄での現地調査を行った結果、救急車の運行妨害や日当支払いなどの事実に裏付けがないと判断し、MXの交差担当者が完成版の前段階の編集途中の内容しか視聴していないことも指摘。放送前に事実の裏付けや表現などを自己検証する「考査」が機能していなかったとして同局のチェック体制の甘さを痛烈に批判していた。
続きを読みます http://www.sankei.com/entertainments/news/180301/ent1803010006-n1.html
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