「なぜこんなに人が」「他に道は」。大阪府などを襲った地震で、地下鉄やJRは運休が続き、駅や周辺道路は夜まで混乱が続いた。JRの大阪駅や新大阪駅は、「帰宅難民」や観光客らであふれた。両駅を結ぶ大動脈はまひし、途中にある新淀川大橋(大阪市)は、徒歩で市中心部へ向かう人と、府北部のニュータウンへ向かう人で大混雑。警察官が整理に当たった。
新大阪駅を発着する新幹線は午後3時までに復旧したが、そこから大阪駅や市中心部へ向かう在来線や地下鉄は止まったままで、タクシー乗り場には午前中から途切れることのない数百人の行列が。母親(92)と並んでいた大阪府吹田市の看護師、鈴木けい子さん(61)は「もう4時間は待ったが先が見えない。母と旅行に行くはずだったのに」と、疲れ切った様子でため息をついた。
小田原駅を朝7時半に出て、午後5時半にやっと新大阪駅に着いたという70代の夫婦は、タクシーをあきらめホテルまで歩くことにした。「せめて途中で空車が来ないものか。レンタカーでもいい」と、重い足取りで汗を拭った。
帰宅する人が増え始めると、逆方向への人の流れも多くなり、橋の歩道や階段はすれ違うのも困難なほどに。整理の警察官が「危ないので車道にはみ出ないで」と声を張り上げた。
〔写真説明〕大阪メトロ御堂筋線の運転見合わせのため、徒歩で移動する人たち=18日午後、大阪市
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