生駒里奈、7年の変化と夢語る「その先に続く夢をつかみたい」【卒業スピーチ全文】 - Crune Blogs

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2018年4月23日月曜日

生駒里奈、7年の変化と夢語る「その先に続く夢をつかみたい」【卒業スピーチ全文】

 人気アイドルグループ・乃木坂46生駒里奈(22)が22日、東京・日本武道館で卒業コンサートを行った。2011年8月21日の結成から6年8ヶ月。グループの顔として乃木坂46をけん引してきた生駒は、会場を埋め尽くした1万2000人のファンと全国128の映画館でライブビューイングを見守っている6万人に思いのこもったメッセージを伝えた。

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◆本編ラスト曲「制服のマネキン」披露前◆

一言で片付けるとするならば、この人たちじゃなかったら、私は今ここにいないということです。

ちょっと自分のことを語ってしまうと、集団行動が苦手な人間が、こんな集団行動のアイドルグループで7年もやってきたことがすごくて。その一番の理由はこの人たちだったから。この出会いがあったからこそ、ここまですごく楽しくやってこれて。このメンバーじゃなかったら、見たくなかったし、できなかったし、そう思うことが毎日たくさんありました。

「ぐるぐるカーテン」でデビューして、みんなで一生懸命頑張ってやってこれたあの時期があったから、今こうやって武道館にみんなで立っているわけで。いろんなメンバーが卒業したし、いろんなメンバーが乃木坂に入ってきてくれて、今この形になって、この人たちがいてくれてよかった。この人たちだったから本当に最高だった。

純粋に大好きだし、今後みんなが巣立っていくときに、一番思うのは自分のこともそうだけど、乃木坂46が今後活躍していくために、私は活躍したいと思うんですよ。そんな仲間を持てたこと、本当にうれしいです。そんな人生でよかったなって、今、言っちゃう(笑)

本当にみんな、ありがとう。ありがとう。こんなに時間をくれてありがとう。

それでは、ラストです。この曲を乃木坂46でやれてよかったな。みんなと一緒にパフォーマンスできて、本当によかった。多分私が死ぬまで、私の代名詞になるでしょう。そう言わせてください。聴いてください。「制服のマネキン」。

◆アンコールで2曲披露後◆

ついにアンコール始まってしまったので、乃木坂・生駒里奈としてのライブも本当に終わりに近づいています。

セットリストとかを考えて、みんなに贈る言葉を考えていたんですけど、ここ1週間くらい寝れなくてですね。何を話そうとか、どういうふうに頑張ろうと考えれば考えるほど激痛の頭痛が生じるくらい。人って何かを変える瞬間って、こんなにもパワーがいることなんだなって学びました。

そのときにふっと思ったことがあるんです。卒業できるってすごいなと思ったんです。ポカンですよね。だって寂しいですもんね、卒業って。ちょっと寂しいことじゃないですか。でも私は気づいたんです。15歳で何にもできない素人が、16歳になってデビューして、乃木坂46を7年もやることができて。その中でたくさんの経験をして、卒業までやらせてくれた乃木坂46ってすごいなと思った。

これからの人生のほうが長いんです。たった7年しか乃木坂やってないんです。なのに卒業という機会をくれた。これって本当にすごいことなんだなって思いました。なかなかできることじゃないし、こんなにすてきな人に囲まれて卒業できることも絶対にもうできないと思うんです。これって本当にすごいことなんだなって思いました。

振り返ると、私はすごく変な子だったなと思います。『乃木どこ』(冠番組『乃木坂って、どこ?』)の初期の映像の声、自分でもびっくりするくらい変な声でした。今もちょっと変な声かもしれないですけど、まだマイクに通る耳障りのない声に変化したんじゃないかなと思っています。最初は猫背でガニ股でした。ちょっとO脚だけど、ぴっしり立っているつもりです。最初はスカートを着るのも恥ずかしかったです。「スースーするな」なんて思っていました。今はこんなに見ている人がいるのに、ターンすることだってできます。

変化したんです。この7年間で。こんなに人間って変わるということを乃木坂46で教えてもらいました。オーディションのチラシみたいなものをくれたのはお父さんでした。お父さんが大きなきっかけでした。

合格しました。真ん中(センター)になりました。やっぱり秋元康さんってすごいんだなと思いました。だってこんな子を真ん中に置いて、大事なデビューシングルをやらせるんです。すごいですよね。まさかこんなになるなんて自分でも思ってないですもん。見いだしてもらったんだなと思います。私だけじゃなくメンバー一人ひとり…多才なメンバーもいました。人前に出るのが苦手な子もいました。でも今は、立派な先輩にもなっているし、立派な後輩にもなっています。心の底から信頼できる仲間とこんなにたくさん時間を過ごせたこと、私はすごくうれしいです。

最初は握手会、すごく怖かったです。だって何言われるかわからないし、はじめましての人と握手するって、びっくりしました。でも違いました。こんな自分をこんなに褒めてくれる人たちなんてこんなにいないです。うれしかった。だから頑張ろうって思えた。ありがとうございます。

ただの素人をここまで育ててくれたスタッフの皆さん…(涙)お父さんよりお母さんよりいろんな面を知ってくれている面があると思うんです。赤の他人なのに、女の子たちをたくさん面倒見てくれて本当にありがとうございます。なかなかできることじゃないんです。

周りに尊敬できる人がたくさんいて、成長できることをたくさんもらったけど、それより何よりも、「うまくなりたい」と思ってしまった。もっともっと険しい道をのぼりたい、進みたいと思った。すごいわがままだと思います。こんなに充実してるのに。こんなにすごい場所なのに。でもそれよりも、私はうまくなりたいと思った。この世界に夢を持ってしまった。その先に続く夢をつかみたいと思ってしまった。だからこそ、メンバーには自分もいつかそうなった時に胸張って仕事ができるところを見せてあげたい。

お父さんとお母さんにはこれからも結構迷惑かけると思うけど、いつか東京に家を建てるから待っててください。スタッフの皆さんはまだまだお世話になることがたくさんあると思うんですけど、生駒に仕事をたくさんあげたいと思える人間になりたい。ファンの皆さんには生駒ちゃんを観た時に、現実を忘れて心の底から楽しんでもらえるようなエンターテイナーになりたいと思います。

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