会見にはうずまきナルト役を演じる
またG2は現在台本を制作中であると明かし、「『NARUTO-ナルト-』をどのように歌舞伎にするのかよく質問をされますが、必ず『どうやって歌舞伎にすると思いますか?』と聞き返します(笑)。いまだに『誰か教えて!』という気持ちです」と苦笑い。さらに原作のどのエピソードを歌舞伎化するのかに触れ、「全72巻ありますが全部です。頭から最後までのナルトとサスケの関係を描きたい。膨大な世界を貫く1本のストーリーを作りつつあります」「オリジナルストーリーにする手もありましたが、原作に忠実な形でも歌舞伎の発想でやると絶対に変わるはず。今は岸本先生の書いたセリフだけで本を構成しております」と語った。
続いて「NARUTO-ナルト-」とは10歳のころに出会ったという巳之助は、「20年近い歳月を経て、私がナルトを務めさせていただける。こんなに感動的なことはない」と喜びを露わにし、「ナルトとサスケはそれぞれ違った孤独を抱え、必要とし合いながらもすれ違う。その部分を大切に、丁寧にお見せしたいです」と意気込む。一方、中学時代から「NARUTO-ナルト-」を読んでいるという隼人は「スーパー歌舞伎II(セカンド)『ワンピース』は大ヒット公演になりましたが、それを超えられるよう、G2さん演出のもと作っていければ」と、「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」への対抗心を見せながら、サスケを演じるうえでの心構えについて「兄に復讐するために抱えている深い闇や孤独感など、役作りをして深めていけばナルトの明るさが立つかなと。陰の部分をくっきり見せたい」と述べた。
その後岸本からのメッセージが代読され、岸本は「僕の描いた歌舞伎用のナルトとサスケのカット両キャラクター共に、新ビジュアルのおふたりの立ち姿と脚の構えが偶然にも一致していたのです。それはつまり、おふたりと僕の中のナルトとサスケのキャラクターに対する捉え方にズレが無いと言う事です」とコメント。さらに「巳之助さん隼人が演じられるナルトとサスケになんの迷いも不安もありません!」とお墨付きを与えた。
このほか会見では、本作に
「新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』」は8月4日から27日まで東京・新橋演舞場にて上演。チケットの一般販売は6月23日にスタートする。
(c)岸本斉史 スコット/集英社 ・『NARUTO -ナルト-』歌舞伎パートナーズ
続きを読みます https://natalie.mu/comic/news/280106
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