長瀬智也
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［映画.com ニュース］ 池井戸潤氏のベストセラー小説を映画化する「空飛ぶタイヤ」の川柳コンテストイベントが6月12日、都内で行われ、主演の長瀬智也（TOKIO）をはじめ共演の木下隆行＆木本武宏（ともにTKO）が出席。一般公募された「しんどいね、生きていくのは」がテーマの川柳を、3人が深い共感とともに論評した。
脱輪事故を起こしたトラックの所有主である運送会社社長・赤松徳郎（長瀬）が、製造元である大企業・ホープ自動車の隠蔽工作に立ち向かうさまを描く。主題歌「闘う戦士（もの）たちへ愛を込めて」は、国民的人気グループ「サザンオールスターズ」が担当。同曲の歌詞「しんどいね 生きていくのは」にちなみ、日ごろ感じる生きづらさ、それでも社会と戦う思いを込めた川柳を公式Twitterなどで公募した。
世代、性別、職業問わずユニークな川柳約1000本が集まり、そのうち5本の優秀作品がスクリーンに投影。ペンネーム・みいちゃんの「あっ、白髪！ 抜きたい、つかめぬ 遠近感…」に対し、木下は「鼻毛に白髪とかね」とポツリとつぶやく。これに長瀬が「僕もあります！」と反応すると、場内の女性ファンからは悲鳴が上がった。当の長瀬は「ヒゲもありますよ」とあっけらかんと続け、「なんで鼻毛に白髪って多いんですかね。気持ちわかります」と頷いていた。
さらに「俺の髪 生存競争 放棄する」（PN：アカエタカ）が詠まれると、木下は帽子を脱ぎ「僕は一生懸命戦っています」とキッパリ。木本は「バーコード状態の人は、ものすごい戦っているんですね」と合いの手を入れ、長瀬は「（バーコード状態は）日本人の魂。俺らなんかより戦っている」と独特の表現で称賛していた。
優秀作品のなかから木下＆木本が選ぶ“TKO賞”は、みいちゃんの「あっ、白髪！ 抜きたい、つかめぬ 遠近感…」が獲得。みいちゃんが登壇したが、TKOの2人ではなく長瀬に話しかけようとしたため、木下は「ダメですよ！ TKO賞ですから、僕らとしかしゃべっちゃダメです」と制止し場内を沸かせる。これを受け、長瀬も「一応僕も、TKOですよ！ OとIを抜けば」と応戦し、ファンを喜ばせた。しかし、TKOが商品を手渡した直後に“事件”が。木本が握手のため手を差し出したが、みいちゃんは目もくれずに長瀬に駆け寄り握手を求めた。木本はショックのあまり「こんなに恥ずかしいことって、ある？」と大笑いしながら崩れ落ち、長瀬は「緊張してたんですよ。しょうがないですよ」と優しくフォローを入れていた。
そして“長瀬智也賞”は、まるこめの「“今日中に” 出来上がったは 夜10時」。長瀬は「実際僕も、締め切りに追われてまして」と切り出し、「スケート雑誌のコラム。『今日の昼までに』と言われているのをやれていなくて、僕も『今日中に』と言っているところなんです……。だからこれは、僕のリアル川柳なんです」と明かしていた。
「空飛ぶタイヤ」は、6月15日から全国公開。
（映画.com速報）
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