仮面女子・神谷えりな、涙で6年半のアイドル生活に幕「推し変してもいいよ」 - Crune Blogs

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2018年11月23日金曜日

仮面女子・神谷えりな、涙で6年半のアイドル生活に幕「推し変してもいいよ」

 アイドルグループ・仮面女子の神谷えりな(27)が23日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで行われた卒業式ライブでグループを巣立った。10月18日に自身のブログで、11月30日をもって仮面女子の卒業と所属事務所を退所すると発表しており、この日、涙を流しながら約6年半のアイドル生活に幕を下ろした。

【写真】号泣する坂本舞菜と抱き合う神谷えりな

 最後のステージを見ようと会場には全国からファンが駆けつけ、神谷の担当カラー・ピンクが会場一面を彩った。公演前のアナウンスで「神谷えりなです。会場の安全を考え、ジャンプをするのは禁止になりました!」と想定以上のファンが駆けつけたことを伝えると、会場から笑い声が。「皆さんとジャンプしたかったですが、なくても盛り上がりましょう!」と会場を温めた。

 「妄想日記」からスタートすると、観客はいきなりハイテンション。4曲披露したあとMCに入り「きょうのセットリストは私が組んだんですけど、途中『あれ? MCいつだっけ?』とさっき確認してました」と笑いながら次曲の「ニコニコキノコフレンズ」へ。ここで「きょうは来てくれてありがとう! 最後まで盛り上がって行きましょう!」と呼びかけた。

 その後は思い出の曲が次々と披露されていき、途中、メンバーから卒業ソングの定番「贈る言葉」のプレゼント。さらに、ファンからの寄せ書きも収められたアルバムが渡されると、「わー、ありがとう!」と満面の笑みを見せた。

 メンバーを代表して坂本舞菜が神谷への手紙を読み上げると、神谷ではなく坂本が号泣。その姿を見て神谷は笑っていたが、だんだんと顔を紅潮させ「ありがとう」と声を震わせながら感謝した。

 このままラストの曲に向けて行くはずだったが、サプライズで家族からのビデオレターメッセージが流れた。神谷の実家で撮影されたもので、父親が神谷の部屋を紹介すると「ここ、私の部屋! うわ~」と恥ずかしそうにしていたが、最後に「自分の信じた道をいつまでも」と伝えられると「きょうライブに家族を呼ぼうとしたのですが、来られなくて…」と感極まり、涙がこぼれ落ちた。

 ラストは新曲「マイ☆メン」で締めくくり、約3時間にわたって計28曲を披露。その後、卒業証書を受け取った神谷は「卒業は急な発表で来れなかった方もいると思います。それでもこれだけのファンが来てくれて幸せだなと思います」と感謝。アイドルとしての活動を振り返り「『あんなにダンス、歌も下手で、なんでアイドルを目指しているの?』と思っている方もいたと思います。それを『味だ!』と言ってもらえた。アイドルって不思議な職業だなと思います」としみじみ。

 「仮面女子の仕事だけではなく、女優や声優などいろんなことを挑戦させていただいた。芸能のいろんなことに挑戦して、そこで迷惑をかけたこともあったけど、みんなが支えてくれた。外部の仕事でライブを休みがちになってしまったけど、それでもライブに戻ればみんなが待っていてくれてうれしかった」と改めて感謝の気持ちをメンバーとファンに伝えた。

 今後の活動については「何をするのか気になっていると思いますが、まだ秘密です。体を休めて前に向かって新たな一歩を踏み出したい」と話し「こんな広い世界でちっぽけな女の子を応援してくれたことはすごいと思う。そんな運命に結ばれた私たちだから、またどこかで会えると思います」と再会を約束。最後に「仮面女子人生は私のすべてでした。みんなありがとう! 明日から推し変してもいいよ!」と笑いながらステージを後にした。

 神谷は2012年6月、OZの初期メンバーとしてデビューし、同年10月に誕生したスチームガールズのメンバーとして活動。13年には仮面女子として活動をスタートし、今年1月にアリス十番に昇格したが、10月に自身のブログで仮面女子とアリス十番からの卒業を発表した。

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