勤めていた芸能事務所の社長から煮えたぎる鍋の中に顔を押しつけられるなどのパワハラを受けたとして、元社員のA氏が22日、社長のY氏を警視庁に刑事告訴した。関係者によると、芸能事務所は「MELM」(東京都渋谷区)。A氏は告訴の前に代理人弁護士とともに都内で会見し、Y社長から受けたさまざまな被害を詳細に告白した。Y社長は同日、取材に対し、行為を認め謝罪。同社の社長を辞任した。
“事件”が起きたのは2015年12月20日のA氏、Y社長、取引先らが出席した忘年会。A氏はY社長から頭を押さえつけられて沸騰する鍋の中に顔を入れられ、顔面に大やけどを負った。この模様は動画で撮影されており、20日にデイリー新潮が、動画を公開したことで明るみに出た。
この日都内で会見したA氏の左頬には、3年経過した現在もやけどの傷痕が。「やっと公の場で話せる時が来たと思っています」と静かに口を開いた。
弁護士により経緯が説明された後、A氏は「怖くて逆らえなかった。洗脳されていた」と、追い詰められていた当時を回想。鍋に顔を押しつけられた際には顔面第2度熱傷と診断され、その後も皮膚感染症、湿疹などで苦しんだという。「今でも鍋や自分の顔を見たり、忘年会シーズンになると(当時の記憶が)フラッシュバックする」と語った。
鍋の件以外にも、Y社長からのパワハラが14年末頃から常態化していたと主張。丸刈りにさせられたり、半日正座させられてのパソコン業務、顔を殴られる、酒の一気飲みの強要などが日常的に行われていたとし、「社長には罪を認めていただきたい」と強く訴えた。
会見後には、弁護士とともに渋谷署に赴き、刑事告訴の手続きを行った。今後、損害賠償を求める裁判も起こす方針。弁護士によれば、Y社長からは示談を申し込まれたというが、対応については明かさなかった。
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