20年のNHK大河ドラマが、俳優長谷川博己(41)主演の「麒麟がくる」に決まり19日、東京・渋谷の同局でお披露目された。戦国武将明智光秀の生涯を描く。脚本は池端俊策氏。

 長谷川は「感動しています」と笑顔。脚本の池端氏とは「夏目漱石の妻」に続くタッグとなる。長谷川は「『夏目漱石の妻』で池端先生とご一緒させていただきすごく楽しかった。役者としていい経験をさせていただき、また出たいとずっと思っていた」と話した。

 大河出演について「俳優にとっては間違いなくひとつの目標」とし「こうしてすごいカメラのフラッシュをたれて、すごいことなんだと実感している。乗り越えたあとに、人が見れない景色を見られると思う。光秀は三日天下でしたが、やり遂げたあと1年くらい天下がほしい」と笑った。光秀については「謎めいたミステリアスな人物。今の日本に必要な人物だと思う」とした。

 長谷川は、次期朝ドラ「まんぷく」に続く連投となる。落合将チーフ・プロデューサーは「長谷川さんしかいない。朝ドラ出てるんですけどやらせてくださいと言っていただき、夢のようなキャスティングができた」。池端氏は長谷川を「ピカイチ」とし「ぴったり」と太鼓判を押した。