
将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)は3日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された棋王戦挑戦者決定トーナメント(本戦)の初戦で、133手で菅井竜也王位(26)に敗れた。棋王戦は、藤井七段が今年度内にタイトル獲得の可能性を残す最後の棋戦だった。藤井七段の公式戦通算成績は89勝16敗。
菅井王位は昨年、羽生善治竜王(47)を破って初タイトルを獲得。現在、王位戦七番勝負で挑戦者の豊島将之(まさゆき)棋聖(きせい)(28)に3勝2敗で初防衛まであと1勝としている。
昨年8月に菅井王位に完敗し、雪辱を期す藤井七段はこの日は後手番。積極的に仕掛けたものの、菅井王位の冷静な指し回しに苦戦し、4時間の持ち時間を先に使い果たした。終盤粘ったが、及ばなかった。藤井七段は菅井王位に連敗となった。
藤井七段は今年度、八大タイトル戦のうち、竜王戦、王座戦、棋王戦の3棋戦で本戦に勝ち進み、タイトル初挑戦を目指したが、全て敗れた。
終局後、菅井王位は「(藤井七段の手を)たくさん研究してもその通りに進行しないので、自分の力が発揮できたらと思っていた」と淡々と話した。
藤井七段は「総合的にみて力不足だった。タイトルを目指すにはもっと力をつけていかなければと感じている」と話した。
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