15日に75歳で亡くなった俳優の樹木希林(きき・きりん、本名内田啓子〈うちだ・けいこ〉)さんの葬儀が30日、東京都港区の光林寺で開かれるのを前に、長女の内田也哉子(ややこ)さんの夫で、俳優の本木雅弘さんが報道陣の取材に応じた。
本木さんは「まだ家族としては落ち着いて振り返る余裕がないのですが、報道の方が私たちも知らないことも含めて、いろいろな形で取り上げて下さって、まだ生きているような気分です」と心情を明かした。
樹木さんは「自然に朽ちていきたい」という強い思いがあったといい、「春のうちに余命宣告もされたが、自然な終末に向かって、とにかく普通でいてくれ、と言われた。夏休みの思い出づくりもかたくなに(拒み)、私を理由にスケジュールを変えないでほしいと言われた」と語った。
寺院には、花で囲まれた遺影と遺骨の前に献花台が置かれた。台風24号の接近による雨の中、近親者や芸能関係者らが姿を見せた。
喪主は夫でロックミュージシャンの内田裕也さん。戒名は「希鏡啓心大姉」になった。役者は人の心を映す鏡という意味を込め、本木さんと也哉子さんが相談して決めたという。
樹木さんは2005年に乳がんの手術を受け、その後全身にがんがあると公表していた。故人の遺志で通夜は近親者のみで行った。(伊藤恵里奈)
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