新潮社は9月25日、総合月刊誌『新潮45』の休刊を決定したと発表しました。同誌をめぐっては、10月号の特別企画が物議を醸し、社長が「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」が見られたとの声明を発表していました(関連記事)。
同誌は1985年に創刊。ここ数年は部数が低迷し、「試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めません」と同社は説明。その結果、社長声明にあった「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」を掲載してしまったとしています。
十分な編集体制を整備しないまま同誌の刊行を続けてきたことへの反省を込めて休刊を決断したと同社は述べ、「今後は社内の編集体制をいま一度見直し、信頼に値する出版活動をしていく所存です」と締めくくっています。
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