中国でのプロモーションを巡って炎上していた、ファッションブランド「Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)」が11月23日、SNSで「世界の全ての中国人に謝罪する」との謝罪動画を投稿しました。
動画には同社のデザイナー、ドメニコ・ドルチェ氏とステファノ・ガッバーナ氏が出演。ドメニコ氏はこれまでの騒動について、ここ数日、真剣に考えてきたと語り、そのうえで「もしもあなた方の文化を解釈する上で間違いをしたのなら許しを請いたい」とコメント。また騒動の渦中にあったステファノ氏も、「世界中のすべての中国人にも謝罪したい」「この経験は決して忘れないし二度と起こしません」と反省の言葉を述べました。動画の最後には、2人とも中国語で「對不起(申し訳ありません)」と謝罪しています。
同社を巡っては、中国・上海でのショーを控えて公開したプロモーション動画の内容が「失礼だ」と炎上。さらにその後、ステファノ氏が別のユーザーとやりとりする中で、中国について「無知で汚くて臭いマフィアだ」などと発言していたログが公開され、ショーの中止やタレントの契約解消、ECサイトからの同社製品削除など大規模なボイコットに発展していました(関連記事)。
謝罪動画内容全文(英語字幕の内容を元に書き起こしたもの)
ドルチェ氏:この数日間、私たちはあなた方の国で起きた全てのこと、私たちが起こしたことについて、悲しみを持って長い時間をかけ懸命に考えてきた。大変申し訳ない。私たちの家族は常に世界中のさまざまな文化を尊重するよう教えてきた。だから私たちがもしも、あなた方の文化を解釈する上で間違いをしたのなら許しを請いたい。
ステファノ氏:世界中の全ての中国人にも謝罪したい。私たちはこの謝罪とメッセージを申告に受け止めている。
ドルチェ氏:われわれは中国を愛しており、中国を訪れ、多くの都市を見てきた。あなた方の文化を愛しており、確かに学ぶことがたくさんある。だからもしも表現の仕方に誤りがあったのであれば私たちは申し訳なく思う。
ステファノ氏:この経験は決して忘れないし二度と起こさない。実際に私たちが物事を良くするために協力する。中国の文化をあらゆる面で限りなく尊重する。私たちは心から許しを求める。
ドルチェ氏・ステファノ氏:對不起(申し訳ありませんでした)。
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