映画「女賭博師」シリーズやNHK連続テレビ小説などで活躍した女優の江波杏子(えなみ・きょうこ、本名・野平香純=のひら・かすみ)さんが10月27日、肺気腫の急性増悪のため亡くなった。76歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
所属事務所によると、肺気腫は長年患っていたが日常生活には支障がなく、10月22日にはラジオドラマの収録も行っていた。26日に体調不良を訴えたという。
1960年に映画デビューし、66年に「女の賭場」で初主演を果たした。和服姿のクールな美しさが注目され、翌年からは「女賭博師」シリーズとして人気に。17本を数える当たり役を得て、大映の看板女優の1人として活躍した。
73年には「津軽じょんがら節」に主演。若いやくざの愛人とともに故郷の漁村に帰ってきた女の悲しみを切々と演じ、キネマ旬報の主演女優賞を獲得した。
近年は、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」「カーネーション」「べっぴんさん」などのドラマや、舞台で存在感を示した。今年公開の映画「
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