MCを務めた安井謙太郎
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[映画.com ニュース] ジャニーズJr.の安井謙太郎が映画初主演を飾る青春ロードムービー「ニート・ニート・ニート」が11月23日、全国98館で封切られ、安井をはじめ、共演した山本涼介、森田美勇人(ジャニーズJr.)、灯敦生、メガホンをとった宮野ケイジ監督が、東京・新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に登壇した。
「太陽がイッパイいっぱい」で、小説新潮長編新人賞に輝いた三羽省吾氏による同名小説が原作。退屈な毎日にうんざりして会社を辞めたタカシ(山本)、高校の同級生レンチ(安井)とキノブー(森田)、どこか影のある少女・月子(灯)の逃避行を描く。11月14日に行われた公開直前イベントでは、しっかり者キャラを発揮して自然とMC役を務めていた安井。今回の舞台挨拶では、正式に司会として場を仕切ることになった。
「初主演作品の初日、皆様のおかげで迎えることができて、本当に嬉しいことなんですが、MCをするという話は、さっき聞いたばかり。こういうのって事前に教えていただけるものなんじゃないのかな(笑)」と愚痴をこぼした安井だったが、報道陣の写真撮影を考慮して「1回、そっちに立ちますね」と自ら“司会ポジション”に移動するという気配りを見せた。台本を片手に「撮影の思い出は?」と質問し、たびたび合いの手を入れながら場を盛り上げ、トークを円滑に進め始めた。
灯の記憶に残っているのは、北海道最北端の地・宗谷岬での出来事。「(安井と森田が)食堂でダンスの振りを練習されていたところを目撃したんです。映画は“ニート役”なのに、そこまで働くかと。普段はすごく働き者なんだと思いました」と述懐すると、安井と森田は「食堂の窓が反射して鏡みたいになっていたんですよ。そこで『A.B.C-Z』さんのダンスを練習していましたね」(安井)、「“ニート”をした後に踊っていた(笑)」(森田)と懐かしげ。山本もその出来事に気づいていたようで「音聴こえてましたよ。2階にいたんですけど、1階からダン、ダンと足音が……(笑)」と振り返っていた。
共演者のエピソードを引き出し続けた安井だったが、完全に進行を任された形だったため「本当に誰も助けてくれない!」と思わず叫んでしまうひと幕も。だがイベントも終わりに差し掛かると「本当に、本当に楽しかったー! またやりたいな」と満足気だ。締めの挨拶では「まさかの初MCでしたが、ラジオやっててよかったなぁと思いましたね」と感想を述べつつ、「この映画はファンの方々の声のおかげで、少ない館数から、100館近くで上映されることになりました。僕たちの力だけじゃなくて“皆で作っている映画”という感じです。(撮影場所の)北海道は地震が起こったばかり。どこまで力になれるかわかりませんが、少しでも恩返しできるような作品になれたらと思っています」と胸中を吐露していた。
(映画.com速報)
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