舞台挨拶に立った松坂桃李、沢尻エリカら
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[映画.com ニュース] 俳優の松坂桃李の主演映画「不能犯」の完成披露試写会が12月21日、都内で行われた。松坂は共演の沢尻エリカ、新田真剣佑らとともに舞台挨拶。「クリスマスが近くて、恋愛映画でほっこりするのもいいけれど、『不能犯』でゾッとするのも悪くないと思うはず」と自信のほどをうかがわせた。
人の心を操り死に追いやる立証不能な犯罪者という役どころにちなみ、松坂は積み重ねた空のボックスからこつ然と登場。演出のスモークがボックス内に充満したのか、むせ返ってしまうハプニングもあったが、「素人がやるもんじゃない。でも、この役をやっていなかったらできない経験だった」とうれしそうに話した。
その役づくりには共演者も感心することしきりで、刑事として対じする沢尻は「近づきにくいオーラがあって、話しかけられない。どう接していいか分からなかった」と絶賛。間宮祥太朗も、「身長も高いので、立っているだけでビックリする。存在感が異質で、周りだけ色が出ているようだった」と明かした。
唯一、矢田亜希子が「私は演じていない部分でも話して、和やかでしたよ」とフォロー。だが、「すっごいことをされるシーンがあって、その時にひょう変するけれどビジュアルそのものが怖い。切り替わるスイッチがすごくて、圧倒されました」と暴露。松坂は「全部、監督の指示ですからね」と言い訳したが、白石晃士監督は「特に何も指示していないよ」とつれなくされ、苦笑いするしかなかった。
また、松坂のセリフ「愚かだねえ、人間は」というセリフにからめ、それぞれの愚かな過去の“罪”を告白することに。松坂は、「街を歩いていた時にスケボーをやっている人がいて、危ねえなあ、転ばねえかなあと思っていたら転んで、おっしゃあと思った。大丈夫かなではなく、ほら、そんなことしているからと思ってしまった自分は良くないっすね」と自省していた。
「不能犯」は、2018年2月1日から全国で公開される。
(映画.com速報)
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