子育てしながら、いざ撮影!
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[映画.com ニュース] 女優の安藤サクラが、NHKの平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」のヒロインに決まり1月31日、東京・渋谷区の同局で会見した。
福田靖が脚本を担当する本作は、インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家・安藤百福氏と妻・仁子氏の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪で懸命に生き抜く夫婦の成功物語。安藤が演じることになったのは、夫の背中を押し、支えていく妻・立花福子役だ。制作統括の真鍋斎氏は「とてつもない演技をする安藤さんが、朝ドラのヒロインをやったら、とても面白いことが起こるのではないか」とオファーの経緯を説明。安藤は18歳から50、60代にかけて、福子を演じることになった。
2017年に第1子を出産していることから「覚悟して出演を決めた」という安藤。会見時は、極度の緊張のせいか「頭が真っ白」「恥ずかしい!」となることもあったが、「今はもういざ出陣という感じです」と意欲十分だ。出演の話を聞いたのは、昨年の10月頃。「朝ドラには憧れもありました。不思議なことにそのお話をうかがう日の朝、子どもを抱きながら『わろてんか』を見ていました。『私は子どもを産んだし、この世界にはご縁がなかった』としみじみと眺めていたんです」と振り返っていた。
「最初はやれる気がしなかった」と躊躇した安藤。決意を固めたのは、夫・柄本佑、両親の奥田瑛二と安藤和津、そして義父母である柄本明と角替和枝の言葉だったようだ。「夫は『できるかもしれないよ? 現実的にとらえなくていいから、バカなふりして色んなこと考えてみなよ』と背中を押されました。家族全員、『なんでやらないの?』という感じでしたし、義理の母からは『やりなさい。やらないなら仕事を辞めちゃいなさい』と言われましたね」と語っていた。
父・奥田からは「これは挑戦じゃないな、冒険だな。挑戦は途中でリタイアできるけど、冒険は止めることができないから」と言われたという安藤は、「まだ7割位しか意味を理解できていないですけど(笑)」とニッコリ。「まんぷく」の製作陣も「娘のことも含めて、とても温かく迎えてくださった。『皆で育てましょう。娘にとってもスペシャルな時間にしましょう』と言ってくださったことが、とても心に響きました」と話し、大阪に生活の拠点を移して、子育てをしながら撮影に臨むことを明かしていた。
「まんぷく」は、5月にクランクインを予定し、10月1日に放送がスタートする。
(映画.com速報)
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