「R―1ぐらんぷり」出番前に、仮想通貨流出を嘆く藤崎マーケットのトキ Photo By スポニチ |
取引所大手「コインチェック」の仮想通貨「NEM(ネム)」の大量流出の被害者であることをSNSで告白したお笑いコンビ「藤崎マーケット」のトキ(33)が27日、大阪市内で取材に応じ、「なぜ貯金のほとんどをつぎ込んでしまったんだろう」と嘆いた。
仮想通貨ブームが広がる芸人界で、トキが仮想通貨の取引を始めたのは昨年12月。それまでに書籍を読んだり、先に始めている先輩芸人・たむらけんじ(44)らの助言を受け、最初は少額から始めた。徐々に投資額を増やし、「貯金を卵に例えたら5個中4個はつぎ込んだ」と説明。一時期は「3〜4倍に増えるくらいもうかっていた」と明かした。
直近も「かなりプラスだった」という中で26日、突然の悲報。翌日のピン芸No.1決定戦「R―1ぐらんぷり」3回戦に向けてのけいこ場で、休憩中にネットニュースを読んで流出の事実を知った。すぐに会見の中継を見たが、「もう真っ白。“助けてくれ〜!”って楽屋を走りまくった」と振り返った。
帰宅後は酒を飲み、翌朝に控える生放送番組に向けて寝ようとするも、ショックで「ほぼ寝られなかった」。トキにとっての仮想通貨の“師匠”・たむけんには「まだ言ってないけど、あの人のせいだと思う」と八つ当たり発言も飛び出したが、「いや、仮想通貨は自己責任です」と肩を落とした。周囲からは「負けるな」「急落している今こそ(仮想通貨を)買え」などと励ましや助言の言葉が届いたが、「こりごりですね。買うにも元手がないですから」と、再び手を出す勇気はないようだ。
この日はR―1出番前での取材となったが、「ネタが頭に入らなくてカンペを仕込んだ。普段はこんなことしないんですけど」と、ネタが飛んだ場合に備えて文字を書き込んだ手の甲をチラリと見せた。R―1の優勝賞金は500万円。失意の中での出場となるが、「こうなったらR―1(で優勝を)とるしかない」と、損失を本業で取り返すべく自身を奮い立たせていた。
続きを読みます https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/27/kiji/20180127s00041000309000c.html
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