オリンピックイヤーに“大河新時代” 新たな試みに挑む
第59作となる「麒麟がくる」。脚本は、第29作「太平記」を手がけた池端俊策氏のオリジナル。大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光があてられる。放送は記念すべき2回目の東京オリンピックが行われる2020年。21世紀の日本にとって大きな節目を迎えるメモリアル・イヤーに、大河ドラマで最も人気の高い「戦国時代」をはじめて4Kでフル撮影し、従来とは異なる新しい解釈で英雄たちを描く。“大河新時代”と銘打ったこの新たな試みについて制作統括の落合将氏は、「2021年、22年とどうなっていくかわからないが、これまでの大河よりも歴史の研究が進んでいるのでいまの研究による新解釈を取り入れていく」と説明。本作においては「親子二代で美濃をとったという説に基づき斎藤道三を描き、光秀の君主・信長も傍若無人なキャラクターに描くのではなく、保守的、中世的な側面も描く」とした。
光秀については、10代後半の青春時代から本能寺の変までを描くこととなるが、その人物像について「勝者の視点をそれほど持たず、常に陰にいて生涯をまっとうした人。敗者としての視点も大いに持っていた」と話し、「今の時代、共感を得るに値するキャラクターなのではないか」と期待を寄せた。
長谷川博己の起用理由は?
また長谷川の起用理由については、落合氏は「戦国の揺籃期、壮大の叙事詩としてやりたいという中で、池畑さんの中で明智が育ってきた。演出と含めどなたにお願いしようかと検討したところ、池端さんも大好きな長谷川さんになった。純粋に、光秀として演技力、存在感、旬ということも含めて長谷川さんしかいないと制作として決定した」と明かした。若き明智光秀、織田信長、斎藤道三…
大河ドラマの原点に戻り、戦国初期の群雄割拠の戦乱のなか、各地の英傑たちが天下を狙って、命をかけ愛をかけ戦う、戦国のビギニングにして「一大叙事詩」。物語は、1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、そして秀吉が、家康が、所狭しと駆け巡る姿を描く。なお、現在は俳優の鈴木亮平が主演を務める「西郷どん」が放送中、2019年には俳優の中村勘九郎と阿部サダヲがW主演を務める「いだてん~東京オリムピック噺~」が放送される。(modelpress編集部)
長谷川博己プロフィール
2011年「鈴木先生」でドラマ初主演。その後も「家政婦のミタ」「雲の階段」「八重の桜」「小さな巨人」をはじめ多くの作品に出演。映画「シン・ゴジラ」にて第40回日本アカデミー賞・優秀主演男優賞を受賞。2017年には、映画「散歩する侵略者」にてカンヌ国際映画祭に初登壇するなど、今、最も演技力と存在感が際立っている俳優の一人。2018年度後期連続テレビ小説「まんぷく」では、ヒロインの夫・立花萬平を演じる。脚本家の池端俊策氏とは「夏目漱石の妻」に続き再びタッグを組む。【Not Sponsored 記事】
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