「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」
同ドラマにおいてディーンは、南条幸男(大倉忠義)、神楽清(新井浩文)、そして入間公平(高橋克典)の3人に復讐をするためなら、周囲が巻き込まれようとも気にも留めない復讐鬼モンテ・クリスト・真海(かつての柴門暖)をクールに演じ、「ミステリアスな主人公がハマリ役」「ディーンさんが持つ気品が真海にぴったり合っている」など、高評価が集まっている。ディーン・フジオカ、復讐鬼を演じる本音
そんな世間の声にディーンは、「ハマリ役と言っていただける役に出会えるというのはめったにないことなので、うれしいです。俳優って自分がイニシアチブを取る(主導する)仕事ではないじゃないですか。だから、そういう役と巡り合わせていただけて本当にありがたい、光栄なことだなと思います」とコメント。モンテ・クリスト・真海という人物の役作りについて、あらためて語ったディーン。「モンテ・クリストというキャラクターは、実際に演じる前は、早口で一気に話していって、最後の一言二言だけすごくゆっくり言葉を置く、というようなイメージだったんです。英語などで他のリメーク作品を見ているからかもしれないですけど…。でも、日本語は、“一番最後の言葉を取らない方が勝ち”というように思えて。他の言語だと往々にして、一気に話して相手が返してこなかったら“最後の一言を取った方が勝ち”みたいなところがあるじゃないですか。でも日本語って全く逆で、相手を詰めるよりも、相手に言わせておいて一歩下がってすかす、みたいな…それが日本語での社会の駆け引きの仕方だなと、この何年かで思っていたんですよ。相手が反論できないくらい追い詰めて、最後の言葉を取ってしまうと“余裕がない人”と捉えられるというか…一言で必殺!というようなことが日本語の美学かなと思ったので、真海のセリフ、立ち振る舞いはそういうところを意識して演じました。…ゆっくりと」と告白。ディーン・フジオカ「ドラマはひとつの絵画」
最終回の見どころについては「見ないと損ですよ、絶望の向こう側を(笑)。絶望の後には希望しかないんじゃないかって思いたいですね。でもどうなるんでしょう。ドラマは一つの絵画のようなものですよね。最後の絵がどういう絵になるのかというのは…最後で皆さんがどう感じていただけるかというのは、一話から通して見ていただいた方が重みも違ってくると思うし、導き出す答えというのも変わってくると思うので…ぜひ最初から、“一番最後の絵”にたどり着くまで堪能していただきたいですね」と、真海さながらの気品あふれるコメントを寄せた。「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」最終話あらすじ
南条幸男(大倉忠義)、神楽清(新井浩文)、入間公平(高橋克典)へのモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐は、彼らの家族たちも巻き込みながら結末を迎えようとしていた。真海が守尾信一朗(高杉真宙)に渡した薬を飲んだ未蘭(岸井ゆきの)は未だに昏睡したままで面会謝絶。信一朗は入間からも促され、真海の別荘を訪ねる。詰め寄る信一朗に、真海はもうすぐ死んで償うと詫びた。
未蘭を排除した瑛理奈(山口紗耶加)は、いよいよ貞吉(伊武雅刀)を殺害しようとする。だが、そこに入間が帰ってきてしまう。すると貞吉は眼で話があると入間に合図。入間と2人きりになった貞吉は、真海が残していったボードを使って会話を始める。
倉庫に閉じ込められた神楽は、国有地売却の件で議員と自分に闇献金疑惑がかけられ東京地検特捜部が捜査に動いたことを知る。そこに天野満(栁俊太郎)が手下を連れて現れた。天野は神楽に拷問を始めるが、それはかつて柴門暖が受けたような過酷なものだった。
幸男とすみれ(山本美月)は真海に会いに行こうとしていた。だが、その途中、愛梨(桜井ユキ)から明日花(鎌田英怜奈)と一緒にいると連絡が入る。自分に恨みを持つ愛梨と娘が一緒だと知った幸男は、すみれを帰して独りで真海に会いに行くことに。
その頃、真海は入間と会っていた。真海は入間に留美(稲森いずみ)と安堂完治(葉山奨之)が一緒に逃げていると教える。(modelpress編集部)
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