玉山鉄二に感謝を述べた明石家さんま
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[映画.com ニュース] 明石家さんまが企画・プロデュースし、ジミー大西との縁を描いたNetflixオリジナルドラマ「Jimmy アホみたいなホンマの話」の完成披露試写会が7月19日、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、さんまとジミーをはじめダブル主演の中尾明慶と玉山鉄二、共演の尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、木南晴夏が舞台挨拶に出席した。
約1年前に制作されたが、さんま役を演じた小出恵介の不祥事により配信中止となっていた今作。急きょ玉山が代役として出演し、再撮影を経て完成にこぎつけた。さんまは「2年という歳月をかけて。本当は去年にこういう会見をやっていたんだろうと思いますけど、諸事情がありまして。玉山くんだけ主役を入れ替わって、名前は控えますけど、小出恵介という……」と冗談めかして話しつつ、玉山が見せた“漢気”に言及した。
「実は最初、(小出ではなく)玉山くんにオファーしていたんです。そうしたら、こいつは断りよったんですよ!」とぶっちゃけ、「でもああいうことになって、玉山くんが『自分が出ていればこんなことにはならなかった、自分の責任だ』と引き受けてくれたんです」と深い感謝を示す。「(最初に断った理由は)荷が重くて、ですよ」と謙遜する玉山に対し、場内は万雷の拍手を送っていた。
そんな玉山は、役づくりについて「さんまさんの昔の映像を片っ端から見ていた」と説明し、「共演の皆さんは1回やっていらっしゃるけど、僕は初めてなので、テンポになれるのが大変。1カ月間突っ走った気がして、何も覚えていないです」と振り返る。これにさんまは「自分が大昔にギャグで言っていた『ナイス』の言い方について、リハーサルで申し訳ないけど『違う』と言わせていただいた」と述べたうえで、「そうしたら本番までに研究してくれて、完璧に仕上げてくれたんです。このメンバー全員そうなんですが、役者さんってすごい。改めて大竹(しのぶ)さんってすごかったんだと、褒めてしまいました」と脱帽の様子だった。
さらにジミー役の中尾に対して、さんまは「とんでもない役づくりをしていただいた」と惜しみない称賛。中尾は「見れば見るほど、本当によくわからない人。“演じる”のではダメだと思った」「(人間ではなく)動物を演じようと。ジミーさんの映像を見るより、ゴリラを見るほうが多かった」と笑いながら、「今日、1日中取材を受けていたんですが、ジミーさんがドラマの宣伝をせず、ずっと風俗の話をしていた」と暴露し、客席を沸かせていた。
「Jimmy アホみたいなホンマの話」は、1980年代の大阪を舞台に、駆け出し芸人だったジミー(中尾)が、人気絶頂のさんま(玉山)と出会ったことで才能を開花させていくさまと、周囲の人々との16年に渡る交流、嘘のようで本当に起こった爆笑エピソードの数々を描く。7月20日にNetflixで配信開始。
(映画.com速報)
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