今年8月に心不全のため78歳で亡くなった俳優の津川雅彦さんと、4月にアルツハイマー型認知症のため82歳で亡くなった女優の朝丘雪路さんとの、夫婦の合同葬お別れ会が21日、東京・青山葬儀所で営まれた。喪主を務めた長女で女優の真由子(44)が親族を代表してあいさつし、2人の仰天エピソードなどを披露。津川さんと親交が深く、18日に外遊から帰国したばかりの安倍晋三首相(64)も駆けつけた。会場には多くの俳優仲間、関係者、ファンら約1100人が訪れ最後の別れを惜しんだ。
最愛の両親を立て続けに失った真由子は、心の傷は癒えておらず、閉会後の取材には応じられない状態だった。だが、式では気丈に、「葬式は華やかに」という津川さんの注文通りの笑いを交えたあいさつを展開した。
7月末、津川さんが亡くなる直前に結婚した、俳優の友山裕之助(婿入りし、本名は加藤、45)に支えられるようにマイクに向かった真由子は、「本当に“喪主ってつらいな”って思う今日このごろです」と心境を吐露。「亡くなった直後の方が『乗り切れるかも』と思うぐらい平気だったんですけど、今はすごくつらい。スーパーで、父が気に入ってたティッシュの箱を見ると涙が出たり、母のCDを聞くと涙が出る」と、声を詰まらせた。
それでも親の遺志を尊重し、必死の笑顔。朝丘さんのエピソードとして「何もできない、お嬢さま一本で来た人。自動販売機に『朝丘です』と話しかけたら買えると思っていた」と暴露。津川さんについては「3・11の地震の時、最初に電話があって、心配してくれるのかと思ったら、『日本人に生まれたなら、日本と共に堂々と胸を張って死ね!』って言われたんです」と明かし、「いつも度肝を抜かれる父と母でした」と述懐した。
「完璧ではなかったですけど、私の中では胸を張って、世界一のお父さんとお母さんだったって言えます。本当にお父さんとお母さんの娘で良かった」と、深い感謝を述べた真由子。朝丘さんの死去から100日で津川さんも旅立ったことに「生前はそんなに仲、良かったかな?」と冗談めかした。最後には「父と母の、人生の舞台の千秋楽に、大向こう(掛け声)と拍手で見送ってあげたいと思います」と号泣。「お父さん、お母さん、千秋楽、お疲れさま…。津川っ!朝丘っ!」と絶叫すると、参列者からもかけ声と万雷の拍手が巻き起こった。
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