雨の夜空を大輪の花火が彩った。29日、東京都台東区と墨田区にまたがる会場で開かれた隅田川花火大会。時折、雨脚が強まるなか、浅草寺や東京スカイツリーの周辺に集まった観客は傘を差しながら色とりどりの花火に酔いしれた。
今年は40回目の節目。例年より2千発多い2万2千発を用意した。あいにくの雨に見舞われたが、74万8千人の観客(主催者発表)が周辺の駅や路上を埋め尽くし、午後7時すぎに1発目が打ち上がると、「おーっ」という歓声が上がった。
友人と訪れた千葉市の大学生、江浦麻里さん(21)は「髪や浴衣はぬれてしまったけれど、雨空で花火をみる体験ができてよかった」。
会社員の橋本直雅さん(37)は、妻や長男(4)の写真を撮りながら「大勢の人が集まるので熱中症を心配していたが、雨のおかげで気温も下がり、行列も短かったと思う」と苦笑いした。
警視庁は今回、見物客の持つスマートフォン(スマホ)の電波から混雑具合を把握する「歩行者移動時間推定システム」を警備に導入。警察官が手元の端末で電波を受信し、移動時間を測定する。2020年東京五輪・パラリンピックでも活用を検討するという。
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