歌舞伎俳優市川海老蔵(39)が29日、長野・志賀高原で、森作りを呼び掛ける植樹プロジェクト「ABMORI(えびもり)」に参加し、約1500人と約1万本の植樹を行った。
同プロジェクトは、先月22日に乳がんで亡くなった妻小林麻央さん(享年34)が、キャスター時代に取材した植樹活動の専門家を海老蔵に紹介し、14年に始まった。麻央さんは1回目しか参加できなかったが、海老蔵は「麻央がつないでくれたご縁。未来のためにできることをしたい」と話した。
海老蔵は、植樹だけでなく、ほかにも麻央さん発信のプロジェクト立ち上げを検討していることを明かした。乳がんと闘う人に寄り添うようなものだという。
海老蔵は「彼女がやりたかったことは全部聞いている。彼女は、元気になったら同じような病気で闘っている人の力になりたいという思いがあった。ピンクリボンじゃないけど、麻央の形でできたら。残った人間が何ができるのか、考えています」と、乳がんの知識を広め検診を啓発する運動を例に挙げつつ、「麻央の形」という言葉を使った。基金の設立か、という問いには「まだ考え中。いろいろな人に聞きたい」。
開会式と植樹には、長女麗禾ちゃん(6)長男勸玄君(4)も参加。勸玄君が「七月大歌舞伎」を務め終えたことについて「たくましくなって、麻央も喜んでいると思う」と話した。【小林千穂】
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