マーケティングリサーチについての情報サイト「マーケティング・リサーチ・キャンプ」を運営するジャストシステムは、「位置情報アプリに関する利用実態調査」の結果を公表しました。
昨年7月にリリースされてから1年が経過した位置情報アプリ「ポケモンGO」に関しては、現在も継続して遊んでいるユーザーは全体の2割弱で、約8割は半年以内に利用をやめたようです。
なお今回の調査は、同社が提供するリサーチサービス「Fastask」のモニターで、スマートフォンを所有する15~59歳の男女900人を対象に行われました。
位置情報を使ったアプリで利用率が高いのは「ゲームアプリ」
初めに、現在利用している位置情報を使ったアプリのジャンルについてスマートフォン所有者の900人に聞いたところ、10~50代の全世代で「ゲームアプリ(44.4%)」が最も多く、次いで「クーポンアプリ(39.2%)」「グルメアプリ(34.0%)」という結果でした。
現在もポケモンGOを利用しているのは2割弱
次に、位置情報を使ったゲームアプリ「ポケモンGO」の利用について聞いたところ、10代・20代では「以前は利用していたが今はしていない」、30~50代では「知っているが、利用はしたことがない」という回答が最多で、現在もポケモンGOを利用している人は全体の16.3%しかいませんでした。
こちらは、各世代のポケモンGOの利用状況を1年前と比較したグラフです。
2017年現在最も利用率が高いのは、2016年と同様に20代(20.0%)ですが、次いで利用率が高いのは30代(16.5%)となっており、2016年に2位だった10代と順位が逆転していることが分かります。
8割以上が半年以内にポケモンGOを辞めていた
続いて、ポケモンGOを以前は利用していたが今は利用していない309人にポケモンGOをやめた理由を聞いたところ、45.6%が「つまらないから」、36.9%が「バッテリーの消費が激しすぎるから」、21.0%が「自分の身の回りの人があまりやらなくなったから」と回答しています。
また、ポケモンGOをやめたタイミングは、利用後1カ月未満が一番多く(26.9%)、約8割の人は半年以内に辞めてしまったようです。
ポケモンGO目的で来店頻度が増えたのはマクドナルドやイオン
反対に、現在もポケモンGOを継続利用している147人に継続理由を聞いたところ、35.4%が「楽しいから」、33.3%が「なんとなく」「他のゲームに比べて手軽で簡単にひまつぶしができるから」と回答しています。
また、企業スポンサーによるポケストップができたことで来店機会が増えた店舗としては、「マクドナルド」や「イオングループ」など、どの世代でも気軽に立ち寄れる店舗の来店頻度が特に高まっているようです。
さらに、ポケモンGO目的で外出した半数以上の人は外出先で消費をしており、企業スポンサーはポケモンGOによる恩恵を受けていることが分かります。
Source: JustSystems
Photo:flickr-Eduardo Woo
(kotobaya)
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