ジャスティン・ビーバー(23)が26日夜、ピックアップトラックを運転中の事故により、57歳のパパラッチをひいたことがわかった。

 ビーバーは午後9時半ごろ、ビバリーヒルズの教会が主催した集会に出席した後、車で去ろうとしていたが、会場の入り口周辺で撮影していたパパラッチらの1人を誤ってひいたという。

 米情報サイトTMZは、被害者のパパラッチ本人が事故の一部始終を撮影していたビデオを公開。ビデオの中で、ビーバーはすぐに車から飛び降り、地面に倒れているパパラッチの側にひざまずき、何度も「どうしたらいい? 僕たちに何かできることはある?」と聞いていた。

 ビーバーは、事故後もカメラを回し続ける他のパパラッチらに激怒する一幕もあったが、救急車と警官が到着するまで、10分ほど現場で被害者に付き添っていたという。

 TMZによると、ビーバーは事情聴取を受けたが、逮捕されることもなく、被害者は脚に軽傷を負い、病院に運ばれたが、完治する見込みという。ビーバーは24日、突然、ワールドツアーを中止すると発表し、世間を驚かせたばかりだ。(ニューヨーク=鹿目直子)