AKB木崎ゆりあ、川栄李奈に「負けていられない」 - Crune Blogs

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2017年10月1日日曜日

AKB木崎ゆりあ、川栄李奈に「負けていられない」

AKB48卒業公演に出演した木崎ゆりあ(左)は、北原里英と肩を組みながら歌う(C)AKS

AKB48木崎ゆりあ(21)が30日、東京・秋葉原で卒業公演を行い、公演後に報道陣の囲み取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。

-卒業した今の心境は

「発表してから卒業公演までの間、ファンの方と話したり、「こういうことをしたらファンの方が喜ぶかな」とかを考えるのがすごく楽しくて、終わった後でも案外、実感がないものだなっていう気持ちがすごくいっぱいです。ファンに向けて歌おうと思った曲とかを歌って、涙するっていうのは、アイドルじゃないとできない経験だなと思いました。8年間、アイドルやれて、ファンに応援されて良かったなという気持ちでいっぱいです」

-28日のSKE48劇場での公演では、卒業した3期の同期生たちも出演した

「3期生に関しては、やめちゃった子がたくさんいて、まだ芸能活動をやっている子もやっていない子もいる。『来られない』と言われたら寂しいから、呼ぶのをやめようかとも思ったんですけど、勇気を振り絞って『卒業するんだけど来てくれるかな?』って聞いたら、みんな喜んで来てくれた。同期のきずなを感じた。みんなに『来てくれますか?』と自分で聞いて、『(スタッフに)みんなと一緒に歌いたいです』と言いました。全部自分で考えました。それも、なかなかない経験だった。楽しかったです」

-ユニットの代表曲「狼とプライド」も歌って、昔を思い出したのでは

「13歳からやってたので、あのころは青かったなと思うし(笑い)、そのころの私を見て、もちろんあのままかわいく成長してるわけじゃないので、いろんなキャラをやりつつ、それでも今の木崎を応援してくれて、ファンの方には感謝しかないです」

-ユニット曲でペアを組んでいた矢神久美さんは

「くーちゃん(矢神)はLINEをくれました。『来たい』とも言ってくれて、いろいろ話もさせてもらいました。くーちゃんも今もどこかで頑張っているので、今回はいとこの浅井裕華ちゃんと一緒にユニットをやりました」

-今後の活動は

「AKBに来て、外仕事として演技のお仕事をやらせていただくことが増えて、AKBのドラマというのにも出させてもらって、『こんなに演技って楽しいんだな』と思えて。これから先は死ぬまで演技をしていたいです」

-所属事務所は

「今はAKSですけど、こんなに集まってくださるとは思ってなくて、本当は今、(所属事務所を)発表したかったんですけど、どこかで発表できたらなと思います。待っていてもらえたら」

-卒業公演でメンバーに送られての気持ち

「こんなに名前を呼ばれたり、アイドルを卒業したら涙を流してくれる人がこんなにたくさんいるんだなって思いました。握手会や劇場で知ることができて、やめるにあたって、アイドルってファンがいないと成り立たない職業だなと気付かされた。みんなの大事さに気付いたし、一生付いてきてほしいなって思える方たちに出会えてうれしいです」

-寂しさは

「昔を思い出して、『ファンの方が死ぬ気で応援してくれたな』とか、そういうのを思い出して泣くことはあったけど、寂しいなとか続けたいなという気持ちはなくて、潔くやめられた感じがします。やりきって、もう何もやりたいなと思うことがない。無我夢中で13歳から走ってこられた。やり残したことはないです」

-13歳のときには、21歳までやっているとは

「思ってなかったです。実際、21歳でいて、でもこの間もSKEの劇場であれだけ踊ったし、21歳になって、こんなに友達が増えるんだなと思ったし、人生まだまだこれからだなと思った。でも、アイドル木崎ゆりあとしての成長はここで終了だなと思いました。今、この状態でやめられてよかったなと思う」

-SKE48からAKB48へ移籍して、立ち位置や考え方は変わったか

「すごく変わりました。ゼロ(センター)に立ちたいとか、選抜に入りたいという欲が、アイドルをキラキラさせると思う。でも、SKE48からAKB48に来てからは、キャプテン、副キャプテンと役職をいただくことが多かった。だからみんなのことを見るようになったし、お客さんがどう考えて『これをやって』と言うのか、考えられるようになった。1人の人間として成長できたと思います」

-ファンの方が劇場の外で今も待っている

「けなげですね(笑い)。本当にすごくうれしいですし、だからこそ、これからもみんなの期待に応えないといけないなと思う」

-恋愛が解禁になる

「あんまり興味はないんです。マスコミの皆さんがいるからではないですけど(笑い)。良かったなと思ったのは、ファンの方がノースキャンダルでアイドルを終えたことに『ゆりあを応援していてよかった』とすごく喜んでくれたこと。これから先も(スキャンダルが)出なければいいんだけど、お手柔らかにしていただきたいです(笑い)。とりあえず(恋愛願望は)ないですね。やりたいこと定まってるので、演技をまっすぐやっていきたい」

-いつごろ結婚して、いつごろ子供が欲しいか

「この間、占いに行ったら、29歳で結婚すると言われたので、当分ないだろうなとは思います。子供が大好きなので、子供だけ欲しいなと思います(笑い)」

-1番の思い出は

「いっぱいあるけど、アイドルとして1番、輝いていたと思うのはSKE時代のナゴヤドーム。あのキャパで、1人で『それでも好きだよ』を歌わせてもらったときです。『ああ自分、キテるな!』と思いました。それ以外にもたくさんの1番がありますけど、アイドルとしてキラキラしていたときは、それが1番かもしれないです」

-思い出の曲は

「SKE48の『ごめんね、SUMMER』という曲があるんですけど、7人選抜で初めて選抜に入って、そこからずっと選抜に入っていたので。実は、あの時期にやめようと思ってたんです。まだ小娘でしたけど(笑い)。その前の『青空片想い』で選抜に選ばれなかったときに、『選ばれないんだったら、やってる意味ないな。やめてやる』って思ったんです。だけど、親と相談したら、『それは逃げだ』と言われた。だから、『次に入らなかったら絶対やめる』と決めて頑張った。そこからはずっと選抜に入っているので、そういう意味では1番、思い出に残っている曲です」

-今日のセットリストは1曲目が「前しか向かねぇ」で最後が「GIVE ME FIVE!」で、元気な曲だった

「自分らしさですね。もともと好きな曲というのもあるんですけど、ファンの方が『おしとやかなゆりあ』とか『泣いているゆりあ』よりも、『はぁ?』とか言っている私のが好きな方が多いので、そういうのが見えるような曲で締めたいなと考えました」

-アンコールの「あなたがいてくれたから」では、ご両親へ向けて歌おうとして涙で歌えませんでした

「うちは『18歳を超えたらあなたはもう大人だから、これからは何も言わない』と言われて育てられたので、卒業も自分で決めた。21歳になって親に相談することは減った。13歳から反抗期もあっただろうし、送り迎えをしてくれたお父さんとお母さんを思って、歌おうと決めていました。言葉がなくても通じ合える家族っていいなって思います」

-2度の卒業公演、最後の握手会とかで思ったよりも泣いていた

「泣くたびに、『私はこんなにファンの方たちのことが好きだったのか』と思いました。大切だなとは常日ごろから思ってましたけど、みんなを目の前にすると、泣かずにいられなかった。それだけ自分の中に入り込んでくれる人たちがいっぱいいるというのは、すばらしいこと。アイドルをやっていて良かったなと思います。自分とその人の関係性に泣けちゃいます」

-女優としてどんな作品に出たい

「何でもやりたい。主役しかやれないとかじゃなく、名脇役のような人になりたい。動ける自信があるので、殺陣とかに挑戦したい。来た仕事は断らず、何でもどんとこいという感じなので、お仕事下さい(笑い)」

-卒業生の川栄李奈さんらがライバルになる

「ライバルというより、良き仲間。やめるにあたって相談もしたし、これからも変わらない関係性でいたいと思う。それと同時に、負けていられないという気持ちもあります」

-目標の女優は

「女優さんではないけど、西田敏行さんがずっと好き。そこまでいけたらかっこいいなと思う」

-今までの卒業生は卒業コンサートをしたり、卒業ソングを書いてもらったりもしたが、木崎さんは控えめだった

「控えめなのもありましたけど、私自身、さっぱりしている性格なので、大きい箱でコンサートをやって、名古屋の劇場で(卒業公演を)やって、東京でやって、3回もお別れして号泣するとなると、泣くのが嫌いだから、『そんなたくさん泣かなくていいでしょ』という気持ちでした(笑い)。ファンの方にはキャパは(小さくて)申し訳なかったですけど、私は劇場で終わりたいという気持ちでした。アイドルとしておなかいっぱいだったので、『曲を欲しい』というのは少しは思いましたけど、わざわざお願いして書いてもらうより、ここから先に運を使いたい、女優さんとして頑張りたいと思っているので、そちらの方が大切だなと思いました」

-おバカキャラ、ヤンキーキャラも一緒に卒業できるか

「一緒に卒業したい気持ちではあります。(おばかキャラの役など)何でもできるという意味では、いいところかなと思います。そういう役が来たら、役作りせずできるので(笑い)」

-卒業ドレスのポイントは

「(スカートの色の)ペパーミントグリーンが好きなんです。『ごめんね、SUMMER』の衣装がそうだったので、最後はそれで締めたいなと思っていました。衣装の方も、『SKEは(スカートが)短いので、AKBは長いものを』と2つも作ってくれて、愛を感じました。お花をいっぱいにしてと言ったら、(衣装担当の茅野)しのぶさんが考えてくれました」

-あなたにとってAKB48とは

「何ですかね…。家族より、といってはあれですけど、こんなに大切なものができたんだなと思える場所。死ぬほど楽しかったです。私がアイドルやめるってこんなに(報道陣が)集まってくださると思ってなかったので、幸せです」

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