
国民栄誉賞の授与が正式に決まった囲碁の井山裕太氏(28)が5日、大阪市内のホテルで会見した。以下は主なやりとり。
-国民栄誉賞の授与で囲碁界に注目が集まる
井山 私がいただいていいのかという気持ちもあります。ただこの長い歴史がある囲碁界での実績を評価していただいたのは光栄です。
-将棋の羽生善治氏との同時受賞になった
井山 羽生先生は大きな目標の方です。同時というのは恐縮です。羽生先生は7冠になられてから20年以上もトップで走られている。同じプロの世界で生きる者としては憧れの存在です。羽生先生のように長く活躍できる棋士になれるように努力したい。
-2月に世界戦がある
井山 まだ世界の主要な大会での優勝経験がない。世界で1番になってわけではない。まだまだこれから。このタイミングでいただけたのは自分自身は驚きですが、みなさんに期待していただいていると解釈しています。2月の世界戦で結果を出したい。
-現状をどうとらえているか
井山 いまは棋士人生の中でもいい状態にあると思います。ただ囲碁のことを全然わかっていないな、と感じることもある。少しでも理解できるようになりたい。そういう気持ちが大きなモチベーションです。
-前進する中で足りない部分は
井山 対局していて自分が強いと思う瞬間はない。ミスもする。何が正解か分かっていない。まだまだ伸びしろはある。精神的にも体力的にも成長の余地はある。自分の打つ手に確固たる自信を持っているかと言えば、そうではない。少しでも成長したい。向上心は失わずにいたい。
-世間の認知度で将棋界に勝つ「逆転の一手」はあるか
井山 囲碁界、将棋界は近い世界。囲碁の大きな魅力の1つは自由度。ただその自由度がとっつきにくいこともある。囲碁のおもしろさをいかに伝えていけるかが課題。囲碁は将棋よりもグローバル。世界でいい戦いをして結果を残すことで1人でも多くの人に興味を持ってもらえるようにしたい。
-世界で一番強くなりたいという意識は変わらない
井山 小さいころから世界を意識してきた。これまで戦う中で正直、世界は厳しいかなと思うこともあった。現在は少しずつだけど、世界とのトップとの差を埋めてきているという実感がある。究極「世界一」という意識は変わらない。
-国民栄誉賞の20代は井山さんで3人目
井山 この年齢で国民栄誉賞は信じられないし、戸惑いもある。いまはさまざまな世界では若い世代が活躍している。自分が精いっぱいやることで、みていただく方に何か感じてもらえればなという気持ちはあります。
続きを読みます https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201801050000507.html
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