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テレビ東京で、2017年にドラマスペシャル「巨悪は眠らせない 特捜検事の標的」を放送することが決定した。同ドラマは、テレビ東京六本木3丁目移転プロジェクトとして昨年10月に放送された「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」の続編。引き続き玉木宏が主演を務め、前作で社会派ドラマに初挑戦して新たな一面を見せた彼が、東京地検特捜部検事・冨永真一を演じる。
玉木と初共演の名取裕子が、玉木演じる特捜検事・冨永が受託収賄容疑で追い詰める、日本初の女性総理候補・越村みやび役を務める。
また、前作と同じく、冨永の上司である特捜部副部長・羽瀬喜一役を奥田瑛二、冨永を補佐する優秀な検察事務官・五十嵐鉄夫役を萩原聖人、女性初の特捜部部長・岩下希美役を羽田美智子、冨永の同僚の特捜部検事・藤山あゆみ役を滝沢沙織、京菓子職人として優しく息子を見守る冨永の父・冨永一雄役を田村亮が演じる。
原作は、真山仁の社会派小説「標的」。日本の抱える問題に挑む気鋭の作家・真山仁が「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」の原作「売国」の続編として発表した本作は、日本が今まさに抱えている社会の病巣“介護・高齢化問題”と向き合った作品となっている。
玉木宏コメント
――再び特捜検事・冨永真一を演じるに当たって。前作は冨永が特捜検事に抜てきされての葛藤や迷いが描かれていましたが、今作はその部分をあまり見せず巨悪に対してどう立ち向かっていくかがメインに描かれていますので、随所の立ち振る舞いに前作との違いがあると思います。
――今作の“巨悪”は人気女性総理候補で、前作の大物政治家とはまた違った“巨悪”になりますが。
前作とは性別も違うし、証拠はあってもどう自白させるかの人間的な戦いになっていくのではと思います。
証拠はあったとしても、本人の口からちゃんと認めさせなければ世の中も納得しないと思うので、その部分を丁寧に演じていきたいです。
――今作への思いや意気込み。
非常に重みのある、世の中の声を代弁するようなドラマになっていると思いますし、日本のトップの方にも思いが届くといいなと思っています。一人一人が政治に対して興味を持つことがいい世の中になっていく第一歩だと思っているので、とてもチャレンジングな社会派ドラマだと思います。
こういったジャンルが好きな方もたくさんいらっしゃるでしょうし、政治というものがちょっと分からないという方も、この作品をきっかけに興味をもっていただけたらいいなと思います。
原作者・真山仁コメント
早くも冨永真一検事シリーズの第2弾がドラマ化にされることに、感激しています。今回のターゲットは、国民に絶大の人気を誇る日本初の女性総理候補。介護福祉改革に情熱を注ぐ大物議員は、なぜ疑惑の人となったのか。日本政治が抱える不条理にも注目ください。さらに、警察の捜査とはひと味違う、特捜部の捜査過程、そして逮捕後の取り調べなど、検察ドラマならではの見応え満載になることは、間違いなしです!
また、今回は、原作とドラマで結末が異なります。小説を読んでもハラハラしながらドラマを楽しめるという贅沢なプログラムを、お見逃しなく!
田辺勇人プロデューサーコメント
私たちが想像のつかない魑魅魍魎な世界。それが政治の世界だと思います。「なぜ今、政治をテーマとした社会派ドラマを放送するのか? その意義は何なのか?」連日ワイドショーをにぎわせている今の日本の政治状況は、正しい方向に進んでいるとは言いがたく、その多くは国民感情と乖離(かいり)しているのではないかと感じています。そんな時代性、このタイミングだからこそ日本政治の表と裏、希望と闇を描き、「正義の価値観とは」「何が善で何が悪なのか」を多くの人に問い掛けてみたいと思いました。
原作は真山仁さんの「標的」。主演は前作に引き続き、巨悪に向かって猪突猛進する特捜検事・冨永を演じる玉木宏さん。そして、政治の世界をしたたかに生き抜く、日本初の女性総理候補・越村みやびを名取裕子さんに演じていただきます。
先日、クランクインした現場は凄まじい熱気に包まれています。玉木さん、名取さんを始め豪華なキャスト陣が役と真摯(しんし)に向き合い、ぶつかり合う芝居合戦は圧巻の一言です。そして、これから撮影する2人が対峙(たいじ)するクライマックスのシーンが今から楽しみでなりません。
きっとドラマ史上に残る名シーンになると確信します。緻密な描写と骨太のストーリーを軸に、重厚な社会派ドラマに仕上げ、視聴者の皆さんにお届けします。ぜひご期待下さい!
「巨悪は眠らせない 特捜検事の標的」あらすじ
若きエース検事・冨永真一(玉木)ら東京地検特捜部は、ある告発により厚生労働大臣・越村みやび(名取)を追うことになった。副部長・羽瀬喜一(奥田瑛二)いわく、部長・岩下希美(羽田美智子)の元に、医療コンサル会社「JWF」社長・楽田恭平がみやびへ賄賂を贈ったとの訴えがあったという。しかも2人はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を取り締まる法案を成立させようとしていた。その頃みやびは民自党総裁選の出馬を決意。酒造を営む夫・俊策は、後見人に黛総理を置くことを懸念するが…。
特捜部は告発者である弁護士・宮崎穂積と「JWF」元債務責任者を聴取。だが証拠は信用できない内容だった。一方サ高住を取材中の新聞記者・神林裕太は、話を聞いた楽田にきな臭さを感じ始める。
告発は真実なのか? 総裁選絡みの策略なのか…? 冨永が執念でたどり着いた真実とは?
続きを読みます https://news.walkerplus.com/article/116636/
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