ベッキー(33)が30日、都内の吉本興業東京本部で行われた、今田耕司(51)と演出の鈴木おさむ氏(45)が組んだ3年ぶりの舞台「三途会~私の人生は罪ですか?~」(東京グローブ座で11月22日開演)制作発表会見に出席した。

 質疑応答の中で、ベッキーに「最近、芸能界は不倫が罪であるということが、ものすごく言われている。この風潮を、どのように捉えていますか?」とストレートな質問が飛んだ。16年1月にロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音との不倫騒動を受け、活動自粛をしたことを踏まえての質問に「(不倫騒動が)多いですね…う~ん。私は、本当にもう、言える立場じゃないということだけ」と答えた。

 ベッキーは今田から「ベッキーだから言えること、ベッキーにしか言えないことがある。求められるとしたら」と促されると「もう、すみませんでしたのひと言です」と苦笑した。「(質問は)違う人のこと、今年に入ってからのこと(一連の不倫騒動)でしょ? 君はもういい…終わっているんだから。代表者みたいになっている。今は謝る必要がない」とフォローされると「代表者じゃないんですけど、でも初期、この流れの初期」と言い、うつむきつつ苦笑した。

 さらに、今田から「(不倫をしてしまった後は)大変だなという気持ちも全部分かるでしょ?」と聞かれると「そうですね…それはありますね」と実感を込めたひと言を絞り出した。

 今作は、ベッキーにとって14年ぶりの舞台挑戦となる。オファーがあった時は、ちょうど川谷との不倫騒動を受けて活動休止期間だったという。ベッキーは「このお話をいただいた時は、お仕事が、まだまだ少ない時期だったので、本当にうれしくて。この先どうなるか分からないけども、1年後にこの舞台があるんだと思いながら、私にとっても希望だったので、発表できることもうれしいですし、近づいているドキドキも感じます。全身全霊で臨みたいと思います」と強い意欲を見せた。【村上幸将】